愛知県立大学 学報 2021 vol.8
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研究推進局新設記念鼎談5神谷先生は研究推進局長に就任しましたが、新体制にどのようなことを期待されていますか。組織としては、4月から研究所が学部等の附置ではなくなったことがこれまでとの大きな変更点の一つだと思います。今回、新たにできた研究所・プロジェクトチームもありますが、これまでの研究体制から連携により、各専門分野の力を結集し充実した成果が期待できると思います。そのための体制が用意されたと考えています。スタートラインに立ち、実際に走ってみると決めなければいけないこと、整えなければいけないことが見えてきて、今、研究所ごとの文化の違いを知り、お互いに形を作っていこうとしているところですね。設置要件を満たした研究所やプロジェクトチームができたことで改革が終わった、達成できたということではなく、スタートラインに立ったところだというのが正直な実感です。研究推進局という新しい部局として、みなさんの研究を推進するためにどのようなサポートが求められているか、そしてそれにどう応えていくかという研究推進局の改革はこれからだと思っています。この4月から6つの研究所と、萌芽的なプロジェクトが1つ立ち上がりました。すでに活動している研究所をみて、あるいはこれから発展していくことも考えて、期待することはありますか。研究推進局長の立場としては、外部資金に繋がるような研究をしていただくことを期待したいと思いますが、一研究者としては、それぞれが研究やプロジェクトの中で自由にのびのびと研究ができる環境をつくるのが私の仕事と考えています。また、連携を重視した研究所やプロジェクトチームだけでなく、その支えとなる個人の研究についても盛り上げていきたいですね。そうですね、これからの発展や期待という点では、今はそれぞれの専門を活かした研究テーマを掲げていますけれども、今後は、各研究所・プロジェクトチームの柳澤神谷柳澤神谷柳澤神谷宇都宮研究活動や専門性に関する相互理解が進んでいって、新たな学際的な研究分野の開発や特色ある研究活動が活性化するのではないかと期待しています。そういう点ではウェブサイトで発信できる活動内容がたくさんあり、すでに活発に動き出していることを感じます。お互いの活動が刺激となってさらに活動が推進されていくと考えます。今まで動いていても見えなかったところが見えてきたということはありますよね。ウェブサイトでの一元的発信という意味では、各研究所・プロジェクトチームの活動が研究推進局のニュース欄に日々掲載されるようになってきたのは、分かりやすくて良いことだと思います。研究推進局ができたことで、情報発信を助けてもらえるというのはありますよね。研究推進局としても、研究所やプロジェクトだけではなく、学内の研究に関わる活動の情報を積極的にキャッチし、情報発信していくことを働きかけていきたいと思います。まだ始めたばかりですが、発信した内容を見て、例えば、「こういう研究を一緒にやりませんか」と声が掛かるとか、あるいは学生が、こういう研究を見てここの大学を受験してみたいと思いました、とか、先の話ですけど、そういう形につながっていくといいなと思います。未来の研究者、高校生だけでなく多くの人が理解できる形の発信をすることで、今後、学生募集にも繋がっていくはずです。新しい研究所やプロジェクトはメディアにも取り上げていただいているので、世間の目に触れる機会は増えたと思います。それが結びつくといいですね。ICTテクノポリス研究所の大学発ベンチャーの取組も取り上げていただきましたし、大学の名前が出ていくというのはいいですよね。柳澤神谷柳澤神谷柳澤神谷柳澤副学長(戦略企画・広報担当)/看護学部教授 柳澤 理子東京大学大学院医学系研究科博士課程修了 博士(保健学)専門分野 :公衆衛生看護学、在宅看護学、国際保健学2009年~ :愛知県立大学看護学部教授2018年~ :同看護学部長2021年~ :同副学長(戦略企画・広報担当)学術研究情報センター長/教育福祉学部教授 宇都宮 みのり岡山県立大学大学院保健福祉学研究科博士後期課程修了 博士(保健学)専門分野 :社会福祉学、精神保健福祉論、社会事業史2013年~ :愛知県立大学教育福祉学部准教授2016年~ :同教授2021年~ :同学術研究情報センター長

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