愛知県立大学 学報 2021 vol.8
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地域と大学7愛知県立大学発ベンチャー第1号 「センスコム合同会社」が誕生!「センスコム合同会社」の詳細はこちらからご覧いただけます。https://senscom.jp/ このたび、「センスコム合同会社(代表社員:情報科学部 神谷幸宏准教授)」を愛知県立大学発ベンチャー企業の第1号として認定しました。 センスコム合同会社は、神谷幸宏准教授が考案した技術を用いて新しいIoT(Internet of Things、モノのインターネット)サービスの展開を目指す企業です。その一つとして、工場などにある機械の「予兆保全」があります。 これまで、機械は壊れてから修理していました。それは、ごく当たり前のことのように思えますが、機械が壊れたとき、加工している製品が不良となるだけでなく、部品が飛び散るなどして被害が大きくなることもあります。 故障の前に、その前兆をとらえて機械を止め、部品を交換できれば損害を最小限に食い止められます。これが「予兆保全」の考え方です。 「予兆保全」には、故障のわずかな前兆をとらえる技術が必要となります。「センスコム合同会社」が開発した新技術「STARS」は、そのわずかな前兆をとらえます。 製造業が集積する愛知県ではもちろんのこと、海外でも予兆保全技術が求められています。技術を磨き、愛知県から世界へ、「センスコム合同会社」が“ものづくり”に貢献します。写真左から、鮎京正訓理事長、臼井利典理事、神谷幸宏准教授、柳澤理子副学長(戦略企画・広報担当)、久冨木原玲学長

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