愛知県立大学 学報 2021 vol.8
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「認知症高齢者の災害時支援に関する愛知県と愛知県立大学との連携と協力に関する協定」の締結について 愛知県立大学は、愛知県と緊密に連携・協力し、認知症に理解の深いまちづくりの推進を図ることを目的として、2021年3月24日に協定を締結しました。今後、県とともに地域における認知症高齢者の災害時支援体制の構築に資する取組を実施していきます。 本学は「あいちオレンジタウン構想第1期アクションプラン」(2017県による策定)に基づき、愛知県とともに認知症に理解の深いまちづくりに「じぶんごと」として取り組む大学として、2018年に「あいち認知症パートナー宣言」をし、「あいち認知症パートナー大学」として登録されました。愛知県立大学地域連携センターでは、長久手市内の認知症カフェ「喫茶オレンジ」の立上げ・運営に学生ボランティアとともに協力しています。 「あいちオレンジタウン構想第2期アクションプラン」(2020.12県による策定)に基づき、愛知県では、認知症高齢者の災害時支援モデルの構築を進めることとしています。その事業の実施に当たっては、2021年4月1日に新設した「“まもるよ ちいさないのち!”地域災害弱者対策研究所」の代表者である清水宣明教授(看護学部)が助言・協力をしていきます。 清水教授は「対象の方々が、持てる力で無理なく命を守れる方法論を研究し、実践に移していきます。」と語っています。地域と大学8写真左から、清水宣明教授、久冨木原玲学長、大村秀章愛知県知事、百瀬由美子前副学長(戦略企画・広報担当)

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