愛知県立大学 学報 2021-22 vol.9
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特色ある取組(スエナガ・エウニセ准教授)の紹介本学初のポルトガル語ネイティブ教員1本学では2021年4月より、「県大世界あいち学」という名のもとに新教養教育プログラムを開始しました。進行するグローバル化社会に生きるための真の教養を育むことを目的とし、在留外国人の多い愛知県にとっての喫緊の課題である多文化共生や、愛知県特有のものづくり産業などに関する学びを主軸に、(エウニセ准教授からのメッセージ) 私は日系ブラジル人三世で、1999年に来日しました。愛知県にはブラジル籍住民が多いので、学生がブラジルやブラジルの人びとのことをもっと知り、将来仕事や地域で彼ら彼女らとポルトガル語で交流できるようにと願って授業を行っています。今年度担当した教養教育科目「ポルトガル語Ⅱ」の受講生たちは、ブラジル籍児童生徒や保護者にキャンパスツアーを行ったり、「県大世界あいち学」の詳細については教養教育センターサイトからご覧いただけます。データサイエンスといった新しい教養も取り入れたプログラムで、5学部が連携して行います。また、正解のない問いについて自分の頭で考え、アウトプットする能力を培う本プログラムが高く評価され、三菱みらい育成財団の助成を3年間受給することになりました。本学の学生たちが制作した新型コロナ感染症対策の動画の字幕をポルトガル語に翻訳したりと、学んだことを活かして、積極的に地域貢献に励みました。後期には瀬戸市の小学校の異文化交流授業でブラジルを紹介する機会が数回ありました。これからも大学内外で、日本とブラジルの人びとの間での相互理解を深める活動に関わっていきたいと思っています。新教養教育プログラム「県大世界あいち学」が始まりました

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