地域と大学教育福祉学部が長久手市教育委員会とスクールソーシャルワークに関する協定を締結 2022年3月、愛知県立大学情報科学部と愛知県農業総合試験場が「研究協力に関する協定」を締結しました。「愛知県のものづくり」の中で、製造業だけでなく農業にも注目する愛知県立大学情報科学部らしく、スマート農業技術開発のより一層の加速化を図るとともに、農業分野のスタートアップ起業創出支援や学生の起業家教育を推進する目的の協定です。共同研究の実施SSWは、学校をベースにしてソーシャルワーク(福祉)的なアプローチによって、子どもと学校、家庭、地域との関係の間で活動し、子どもたちの生活の質を高めるためのサポートをするものです。 教育福祉学部・人間発達学研究科では、2014年度から、県内の教職員らにスクールソーシャルワーク(SSW)研修を実施してきました。その連携関係から、2022年4月1日に、長久手市教育委員会と協定を結び、SSW実践関係者との実践検討(スーパービジョン)、教職員を対象とした意識調査や研修会を実施することになりました。科学研究費補助金による研究の一環として、月に1回程度、本学客員共同研究員であるスーパーバイザーを派遣し、事例の検討結果や研修ニーズ・内容と成果を分析していきます。学校現場においては不登校や虐待などの複雑化・多様化した課題を解決するためにも、スクールソーシャルワーカー(SSWr)を含む「チームとしての学校」が、家庭・地域と連携・協働することが求められています。本事業・研究を実施し、教職員とSSWr等との連携のあり方を探究し、その成果を学校教育及び教育行政に活かし、さらには広く地域社会に貢献することを目指しています。や研究者等の交流と人材育成、研究資源の相互利用、スタートアップ起業支援や起業家教育に取り組んでいきます。 今後、農業IoTの開発や画像処理技術、さらにクラウドを用いた農業用スマホアプリの開発を、学生団体「AAI起業部」も参加しながら進める予定です。7情報科学部が愛知県農業総合試験場と協定締結 −農業とIoTの未来を育てる−
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