地域と大学9※Meeting on A Problem-solving Unit/Make A Problem-solving Unitの略※このプログラムのために作成した言葉であり、環境の変化が激しい現代の医療実践現場において、多職種連携での課題解決に中心的役割を担える人材を「クオリティ・マネジメントリーダー」と呼んでいます。 2023年11月15日、愛知県県営住宅管理室室長・松本光功様をはじめ7名の方々をお招きし、MAPU※を開催しました。MAPUとは、地域からゲストをお招きし、それぞれが抱える課題を本学学生・教職員が直接伺い、課題解決につなげていく活動です。 今回は、県営住宅への高齢者・外国籍の入居者の増加や、建物の老朽化・構造上の課題などについてお話しいただいた後、学生・教職員からの課題解決に向けた提案、意見交換を行いました。参加者からは、日本語教室、留学生寮、芸術作品制作の場など、県立芸術大学も含む本法人・大学の特色や課題とも関連するようなアイデアが次々と出されました。また、学生から、「18歳人口が減少する中で、県営住宅に住みたいと思う学生は増えているのか?」といった率直な疑問が投げかけられ、若い世代にアピールするには、リノベーションの可能性やWEB内覧会を検討してはどうかなど、学生への具体的なアプローチ方法にまで話が盛り上がりました。 具体的な現状と課題をざっくばらんに語っていただいたことで、学生・研究者・職員それぞれの視点からの提案が出され、笑顔もこぼれる活発な意見交換の場となりました。 本学は、令和4年度文部科学省「成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」に採択され、人間発達学研究科・看護学研究科の協働による社会人向け教育プログラム「医療・教育福祉現場を変革するエキスパート人材育成研修」を2023年10月より開始しました。 本研修は、医療・教育福祉現場の課題を明確にし、多職種連携を図りつつ課題解決に向けて現場に変革をもたらすことができるエキスパート人材として、スクールソーシャルワーカー及びスーパーバイザーと、クオリティ・マネジメントリーダー※にターゲットをあてて育成を図る2つのコースで構成しています。自由な時間・場所で視聴できるオンデマンド講座を中心に、多職種人材が共に学び合う対面講座など、様々なニーズに合わせた各種プランを用意しました。受講者からは、「仕事に活かせる内容で、とても参考になった」、「グループワークすることで学びを深めることができた」といった声をいただきました。引き続き、地域や社会の課題に目を向けながら、取組の充実を図っていきます。▲「多職種連携」をテーマに実施したコース合同対面講座の様子▲オンデマンド講座の一例詳しくはこちら ☞ https://www.aichi-pu.ac.jp/recurrent/MAPU「どうする県営住宅?」を開催しました【2023年度MAPU#愛知県県営住宅管理室×愛知県立大学】リカレント教育事業「医療・教育福祉現場を変革するエキスパート人材育成研修」を開始しました
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