世界とつながる7※リオデジャネイロ州ニテロイ市、第27回全伯日本語・日本文学・日本文化大学教師学会/第14回ブラジル日本研究国際学会(2023年8月30日〜9月1日) フルミネンセ連邦大学で開催された国際学会※において、本学院生・教員・学長らが研究成果を発表しました。 個人発表の部では、国際文化研究科日本文化専攻博士後期課程1年のメロ・ワジソンさん(写真右端)が指標から捉える日本の国家像とソフトパワーについて、同3年の加藤徳人さん(同右から2人目)が日本の人権状況を突き止める比較研究として台湾の同性婚について、さらにエウニセ・スエナガ教養教育センター准教授がアマゾンのポルトガル語句集をテーマに発表。また、ブラジル国際ハイク研究会(代表・久冨木原玲学長)のシンポジウムが行われ、学長がパネリストとして発表、スエナガ准教授が通訳兼モデレータとして登壇するとともに、基調講演も務めました(テーマ「日本文学における女性の身体について」)。この経験について院生のワジソンさんと加藤さんは、「この国際学会への参加は豊かで目を見張るような経験で、多様な背景を持つ学者や専門家と関わる機会は非常に貴重でした」、「愛県大の先生方・仲間とともに臨んだ、初めての異国での研究報告はとても刺激的でした」と語っていました。 本学が築き上げてきたブラジルとのつながりが国際的に発信される有意義な場となりました。 ALEQは、世界に日本の文化を広める!をモットーにサークル活動を行っています。そして、今回は愛知県立芸術大学が研究する廃棄物和紙に着目し、和紙をはじめとした日本文化と『再』というサステナブルの観点との親和性があるのか調査を開始しました。夏休み期間は、芸大にて廃棄物和紙について学び、実際に紙の製作を行いました。その後、ドイツでワークショップを開く機会をいただき、ALEQからは1〜4年生の13名が現地に行ってワークショップを実施しました。そして、9月9〜10日の2日間で200人近くの方が廃棄物和紙でつくる日本伝統の折り紙・和綴じ本・うちわ製作体験に参加しました。多くの方に日本伝統のものに関心を持っていただき、さらに、サステナブルと融合されたものに対して「廃棄物によってデザインや特徴が違っておもしろい」など、多くの肯定的な意見をいただくことができました。渡航前の準備風景 ▲(愛知県立芸術大学にて)▲ドイツでのワークショップ第14回ブラジル日本研究国際学会で本学学長・教員・学生らが研究発表を行いました和紙と『再』〜世界に日本の文化を広める!【愛知県立芸術大学×愛知県立大学】
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