愛知県立大学 学報 2024 vol.14
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新学長・新副学長鼎談様々な刺激を受けているようです。川畑学長 それはすごく大事だと思います。看護学部でも留学を希望する学生が出てくるのは、少なからず長久手で過ごした1年間の影響を受けているところもありますね。よく愛県大生は真面目でコツコツ頑張る人が多いと言われます。もちろんその良さもありながら、いろいろな学部のいろいろなタイプの人の考えを知ることができる機会がある。これは愛県大の大きな強みです。服部副学長 社会に出ると幅広い国籍や年代の人、価値観の違う人と接する機会があるので、そういったときに相手に寄り添える心や感性を持てるような教育を心掛けたいと思っています。川畑学長 優しさや強さは必要ですよね。これからは特定の領域の知識だけではだめだと思います。多様な学問、学生、教員が揃うこの大学の良さを活かしながら、1つの事象を多面的に捉えられる学生を育てていきたいです。服部副学長 音楽とかアートにも触れるっていうのが感性を磨く上ですごく大事。優しさはもちろん必要ですが、相手に共感したり、寄り添うなど、他者との関わり合いの中でベースとなる人間性を育てていきたいです。糸魚川副学長 看護や通訳など、“スキルを身に付ける” 学びを多彩に展開していることも本学の強みの1つですが、その領域においても、ただ使えるとか、身に付いているだけじゃなくて“どうあるべきかを考えられる”ような、学術的に捉える視点も重要だと思います。川畑学長 他の大学にも同じ学問や領域があるけれども、得られる成長の度合いは他大学と違わないといけないですよね。愛知の地域性も活かしたい。いろいろな国籍の人がいて、多様な人と繋がることができる環境にもある。他とは異なり、愛知の地で「地域課題の解決」という場合、そこには当然のように多国籍だとか多文化の要素が含まれます。各学部の学びでも地域のことを考える部分が増えてきています。この大学の特質を際立たせる意味で、とても良いことだと受け止めています。糸魚川副学長 愛知の視点、国際的な視点、自分の出身地やゆかりのある地域からの視点と、様々な視点から物事を見られるようになってほしいですね。教育や研究、学生支援などに関わる各部局の長と今後の大学づくりについて話し合っている2─愛県大生をどのように育てていきたいですか?地域社会、国際社会の中での“心”を育てる

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