愛知県立大学 学報 2025 vol.16
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センター長の紹介(第四期中期計画始動) 入試・学生支援センター 神谷 幸宏 センター長 教育支援センター 菊池 好行 センター長 教養教育センター 奥田 隆史 センター長 地域連携センター 山本 理絵 センター長 学術研究情報センター 森田 久司 センター長 2025年度より第四期中期計画がスタートしました。愛知県立大学では、各センターの主導により本計画に取り組み、これまでの枠組みに捉われない教育を推進し、次々と生まれる新たな課題を解決する人材を育成するとともに、教育研究の成果を地域社会に還元し、地域課題の解決に貢献します。各センターにおける取り組みの概要は以下の通りです。全文はこちら第四期中期目標中期計画 入試・学生支援センターは①入試②キャリア支援③学生支援を担います。入試では今後予定される新方式入試の円滑実施と愛県大の魅力発信に注力し、高校生と保護者の皆さんへ成長機会を提示します。キャリア支援では多くの学部で就職率100%の実績をさらに強化し、多様なインターンシップと資格取得を支援します。学生支援ではLGBTQ支援や経済的サポート、相談窓口の充実を図ります。個々のニーズに応じたメンタルヘルス、障がい学生支援も展開し、安心して学び挑戦できる環境を整えます。常に学生目線で改善を続けます。 教育支援センターの業務は大きく分けて二つあります。一つ目は大学全体の教務(全学教務)の統括、二つ目は大学の教育活動の点検と改善を目的とするFD活動の推進です。第四期では、全学教務に関する日々の 業 務 を 円 滑 に 進 め る と と も に、 学 部・ 研 究 科 間 の 連 携、 異 文 化 理 解 に 資 す る 教 育、Project-basedLearning(PBL)型授業などをさらに推進する各学部・研究科の取り組みをサポートします。そして卒業時までに身に付けるべき知識・技能・態度(ディプロマ・ポリシー)各項目の学生一人一人の達成度を見える化するシステムの普及、卒業時アンケートを用いた教育内容の改善などのFD活動を推し進めていきます。 現代のような変動の激しい時代を生き抜くため、愛知県立大学は2021年度から独自の教養教育プログラム「県大世界あいち学」を開始しました。このプログラムは、多様な学部学生が交流し、互いの価値観や世界観を共有することで、学生の自律的な学びを促すことを目指しています。今期はさらなる充実を図るため、「愛知県立芸術大学との連携」、「アントレプレナーシップ教育の導入」、「デジタル技術を活用した教育の推進」、そして「海外大学や留学生との交流機会や多文化・多言語に触れる機会の創出」に注力していきます。 地域に貢献する大学として、愛知県をはじめ、自治体、他大学、産業界、地域社会など多様な主体と本学教職員との連携による地域の課題解決に向けた取組を推進します。また、高校生と大学生及び教職員が相互に学び合える高大連携事業を積極的に推進します。さらに、地域のニーズを踏まえた公開講座(専門職対象リカレント研修を含む)を充実させていきます。そのために、学内の教育研究・地域連携活動に関する情報を積極的に発信し、大学の知名度の向上や大学のブランド力強化を図り、頼りにされる大学になるよう尽力していきたいと思います。 技術革新の加速により、それを活用できる人とそうでない人の間に格差が広がっています。専門家であっても異分野にはなかなか手が届かない現状があります。学術研究情報センターでは、異なる分野の研究者による共同研究や外部資金の獲得を支援し、新たな発見や価値の創出をめざしています。さらに2027年度にはインキュベーション施設を開設し、国内外の課題解決に向けて技術・人材・知恵を結び、新たな事業展開の場とすることを目指しています。https://www.puc.aichi-pu.ac.jp/files/20250401_chukimokuhyo.pdfhttps://www.puc.aichi-pu.ac.jp/files/20250401_chukikeikaku.pdf3第四期中期計画(2025年度〜2030年度)始動!

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