愛知県立大学 学報 2025 vol.16
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教育・研究▲ 教員によるiContact▲ 留学生によるiContact▲ グループワークの様子▲ ポスター発表 当科目では、留学生とのグループワークを通じて、自分の国の社会や文化を、他者にわかりやすく伝える能力を身につけることを目標にしています。 5 学部の日本人学生と各国からの受入留学生が集い、まずは、留学生が日本で生活して、自分の国との違いに驚いたことを紹介した上で、ひとつのテーマを選び、様々な国の社会や文化を比較した発表をグループで作成します。その後、フィールドワークに出かけ、留学生に日本の社会や文化を説明し、ポスターを作成します。自分の国のことを異なる国の人にうまく伝えるのは意外と難しく、その社会・文化背景を知る必要があり、授業での経験が、共生社会への展望を探るきっかけになればと思っています。 2025年度は中国、ブラジル等からの留学生 3 名が履修し、愛県大の学生と合わせて合計32名が当科目を履修しました。 iCoToBa(多言語学習センター)では、さまざまな外国語学習支援と異文化理解、異文化交流のための活動を行っています。iContactはその中でも大変ユニークな語学学習時間です。 iContactには 2 種類あり、予約が必要な外国人教員による個別やグループでのアドバイス時間と予約の必要のない留学生との会話時間があります。 外国人教員とのiContactは英語とポルトガル語です。ライティングや発音など、ニーズに応じた指導が行われています。留学のためにTOEFLやIELTS対策に利用している学生もいます。 留学生とのiContactは、愛知県立大学のおよそ60の協定大学からの交換留学生約20名が担当しています。英語・ポルトガル語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・中国語・韓国朝鮮語などの外国語と日本語を使っておしゃべりを楽しんでいます。学生同士がお互いに自分たちの言語や文化を共有する時間です。授業 Pick up!6多言語・多文化の現代社会を体感教養教育科目「比較文化社会」【iCoToBa/多言語学習センター】iContactで多言語を学ぶ

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