秋田県立大学広報誌 イスナ VOL.22
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04News&Topics06News&Topics05News&Topics地球温暖化対策にも貢献できる軟弱地盤対策工法について小学生を対象とするプログラミング教室が開催されました 木材高度加工研究所では、地球温暖化対策にも貢献できる、丸太を使った軟弱地盤対策工法について、木材活用地盤対策研究会と共同研究を進めています。 この「丸太打設軟弱地盤対策&カーボンストック工法」は、既に開発されている丸太打設による液状化対策工法(LP-LiC工法)の適用範囲を拡大するもので、地盤中に丸太を打設することで地盤を補強し改良する工法です。この工法は、軟弱地盤上の構造物に沈下や傾斜が生じないように地盤を改良すると同時に、地中に打設した木材が長期間炭素を貯蔵するため「地球温暖化緩和」にも貢献するのが大きな特長です。また、大量に丸太を使用することから、新規分野の木材需要創出として期待されています。 10月16日に、本学大潟キャンパスのフィールド教育研究センターでこの工法の実証実験の現地見学会を開催しました。当日は多くの方にご来場いただき、この取り組みについて理解を深めていただくことができました。書初め教室を開催しました 1月16日に本荘キャンパスで書初め教室を開催しました。講師にシステム科学技術学部の卒業生で、現在は宮城県内で書の師範として幅広くご活躍している佐々木鈴優先生をお招きしました。 書初め教室では、「今年の目標」をテーマに、来場した学生や教職員が各々の自由な発想で書初めを行いました。書道は中学校・高校以来と話す学生も多く、久しぶりの書道体験を楽しんでいる様子でした。先生の丁寧なご指導と楽しいお話もあって、書き初め教室は、終始和やかな雰囲気でした。 また、当日は佐々木鈴優先生の「一日一書」展示会を同時開催していて、先生の前向きで元気が出る作品の一つひとつを、興味深そうにじっくり鑑賞している学生の姿が見られました。◆佐々木鈴優先生(本名:佐々木優子さん)より在学生へのメッセージ◆ システム科学技術学部を卒業したのになぜ書道家?とよく聞かれますが、自分の個性を生かして自分に合った道を探して進んでいけばよいのかなと思います。何が正解かはわかりませんが、生きいきと取り組めることを探していけるとよいのかな。 11月27日と12月11日の二日間、秋田キャンパスで、潟上市立天王小学校の5年生を対象とするプログラミング教室が開催されました。 これは、2020年より小学校段階でのプログラミング教育が必修化されることに伴い、児童の皆さんに実際のプログラミングの授業を体験していただくことを目的として実施されたものです。 当日は、システム科学技術学部の廣田千明准教授(電子情報システム学科)ら本学の教員と学生が講師を務めながら、文部科学省が公開しているプログラミング体験ソフト「プログラミン」を用いて、児童の皆さんに簡単なプログラムを作成していただきました。02

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