秋田県立大学広報誌 イスナ VOL.22
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生物資源科学部白濱 菜海さん出身高校 栃木県/真岡女子高等学校卒業論文は、どのようなテーマに取り組みましたか?「ニホンジカの侵入時期の違いが森林下層植生と嗜好性に与える影響―林床植物の様々な分類や種に着目して―」というテーマで研究を行いました。近年ニホンジカによる森林植生への被害が問題となっていますが、どれくらいの時間スケールで植生やシカの嗜好性が変化していくかは明らかにされていません。そこで、これらを明らかにすべく、シカの侵入年代の異なるいくつかの地点で植生調査や食痕調査等を行いました。大学生活で一番印象に残っていることは?多くの人との出会えたことです。私は自分の将来を模索するために、積極的に環境教育のイベントや野生動物調査に参加しました。また、飲食店のアルバイトも行いました。これらを通じて沢山の人と出会い、多くの事を学ぶことが出来ました。また、4年生の時に行われた他大学との合同ゼミでは、同年代の人たちが集まり、それぞれが発表したり質問したりしたことで、様々な事を知る事ができ、とても刺激を受けました。県立大の良いところは?やはり少人数教育です。先生との距離が近いので、わからないところや知りたいことがあるときはすぐに相談することができます。また、就職活動の際にはキャリア支援センターの方が気にかけてくれて、自分に合いそうな企業を教えてくれたり、ちょっとした話も聞いてくれたりして心強かったです。少人数教育が売りの秋田県立大学ならではの良さだと思います。生物環境科学科株式会社山梅造園の会社で、個人庭や企業の植栽工事、緑地メンテナンス、指定管理事業、樹木生産などを行っています。指定管理事業や植裁を通して、小さい頃からの夢であった野生動物の保全に少しでも繋げられたらと考え志望しました。多くの人に自然や生き物の魅力を伝えたいです。また、野生動物の保全に繋げられるよう適切な形で緑地を増やしたり管理したりできたらと考えています。就職内定先株式会社秋田県酒類卸秋田県内全域へ酒類の販売を行っています。酒の魅力と安全かつ健全な消費を伝え「美酒王国秋田」の流通の中核を担っています。近年では、日本酒が人気を博しています。特に秋田県には多くの酒蔵があり、全国でも有数の酒処です。地元秋田の企業で人々の暮らしを支える仕事をしたいと思い志望しました。就職内定先菊地 生馬さん出身高校 秋田県/能代西高等学校大学生活で一番印象に残っていることは?アルバイトをして、大型自動二輪の免許を取得し、その後バイクを購入したことです。母親からは少し呆れられましたが、バイクを通して多くの人とのつながりを得ることもできました。特に印象に残っていることは、友達4人で田沢湖までキャンプツーリングをしたことです。4年間は本当にあっという間でした。県立大の良いところは?アットホームなところだと思います。学生数が多すぎず、一人ひとりとの時間を大切にすることができました。そのため、友達や先生とより親密な関係になれました。特に、私は寮生活だったため、友達は家族のような存在です。4月からアパートでの一人暮らしとなるので、寂しく感じています。在学生へのメッセージをお願いします。大学の4年間は、人間として大きく成長できた4年間だったと思います。勉強をして多くの知識を身に付けることも大切ですが、人としての幅を広げることが4年間で一番重要なことだと思います。サークルや、研究、学内外での様々な活動に取り組み有意義な大学生活を送ってください。アグリビジネス学科Faculty of Bioresource Sciences06

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