秋田県立大学広報誌 イスナ VOL.23
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秋田県立大学の出来事を振り返る2018.4~2018.9木材高度加工研究所「耐火試験棟」が竣工しました「出る杭を伸ばせ!キラリ★輝く県大生 成果発表会」を開催しました県大発 ”高アミロース米”の品種登録願を提出・受理されました秋田県知事との意見交換会に参加しました 木材高度加工研究所で建設が進められてきた「耐火試験棟」が竣工を迎え、5月24日に竣工式を執り行いました。3種類の耐火炉を備えた施設は東北初。「大型壁炉」「柱炉」「水平炉」と壁、柱、梁などの部材に応じた3種類の耐火炉を整備したことで、各種部材の防耐火試験を実物大で行うことが可能となりました。 7月19日、「出る杭を伸ばせ!キラリ★輝く県大生 成果発表会」を開催しました。この成果発表会は、学生自主研究、海外留学などで活躍した学生の体験・成果を発表・紹介することにより、県大生の挑戦意欲を喚起し、前に踏み出す力に繋げることを目的に開催しました。今回は、サイエンス・インカレのファイナリスト4グループ、トビタテ!留学Japanに参加した冨岡泰智さん(生産4年)、世界一周に挑戦した深澤諒さん(環境3年)から活動成果と体験を発表いただきました。 藤田直子教授(生物生産科学科)が育成者の1人となり開発を進めてきた2種類の稲種について、農林水産省へ品種登録願を提出し受理されました。「あきたぱらり」は、「あきたこまち」より6~12%程度アミロース含量が高いため、粘り気が少なくパラパラしており、カレーやピラフ、チャーハンなどの調理に向いています。「あきたさらり」は、「秋田63号」より6~12%程度アミロース含量が高く多収が特徴です。種子が一般主食用米と比べると大粒で、麺やお菓子用の米粉として使われることが想定されます。将来、この2種類のお米が、秋田県さらには全国で利用されることが期待されます。 7月24日、秋田県庁で「知事と県民の意見交換会」が行われ、本学から倉部友里加さん(環境4年)と大橋凌太郎さん(アグリ4年)が出席しました。「秋田の未来につながるふるさと定着回帰戦略」に焦点を当て、秋田市内の国公立大学8名の学生が佐竹知事と意見を交わしました。本学の2人は「秋田の魅力と課題」「県内企業の魅力アップに必要なこと」などのテーマに対し、これまで大学で学んできた専門分野の知識や、学生生活で力を入れてきた活動の経験を踏まえながら、意見を発表しました。01News&Topics03News&Topics02News&Topics04News&Topics01

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