秋田県立大学 木材高度加工研究所

2/8

木材資源の理想的な循環系の確立で、人類の未来に貢献。林 知行 教授木材高度加工研究所Institute of Wood Technology木材高度加工研究所所長　研究所の人員は所長以下専任教員12名、特任助教（ポスドク）、研究技術者、事務職員など、総員約40名です。これらの研究者は、研究プロジェクトごとに研究グループを作って研究を進めています。このときのグループメンバーは必要に応じて流動的にしており、効率的に研究が推進できる体制をとっています。また、当研究所の研究成果を民間に技術移転する、あるいは各種の情報を研究所が円滑に得るために、公益財団法人秋田県木材加工推進機構が併存しています。　2012年からは、秋田県立大学大学院生物資源科学研究科において大学院教育を担当し、学生の教育・研究指導にあたっています。研究所組織設立の経緯と沿革1995.04　｢秋田県の木材産業を資源依存型から技術立地型に転換するための基盤の確立」を目的とし、秋田県能代市に「秋田県立農業短期大学附属木材高度加工研究所」として発足。1999.04　秋田県立農業短期大学の改組および秋田県立大学の開学に伴い、設置目的を踏襲したまま「秋田県立大学木材高度加工研究所」となり、秋田県立大学の附置研究所となる。2003.04　秋田県立大学大学院・生物資源科学研究科（大学院博士前期課程ならびに博士後期課程）を開設。「大学院教育を通じて高い技術と研究能力を備えた人材を育成する」という新たな目的を加えた。2006.04　秋田県立大学は「21世紀を担う人材の育成と開かれた大学として秋田県の持続的発展に寄与する」の基本理念の下で独立行政法人となり、秋田県立大学木材高度加工研究所は、日本の大学機関に属する研究機関として唯一「木材」を冠する研究所となる。秋田県立大学大学院システム科学技術研究科生物資源科学研究科生物資源科学専攻木質科学秋田県立大学システム科学技術学部生物資源科学部木材高度加工研究所総合科学教育研究センター(公財)秋田県木材加工推進機構研究グループ氏名職名研究テーマ木質科学林　　　知　行所　長教　授循環型社会の構築のために、環境調和型材料であるスギを利用するシステムを提案する中　村　　　昇教　授生物材料としての木材の特性を生かし、新しいワクワクするものを作る山　内　　　繁教　授化学的視点から木質材料、木質バイオマス及び木質炭化物を分析・評価する高　田　克　彦教　授生物としての樹木の機能とその意義を理解する栗　本　康　司教　授森林資源から化学原料をつくる山　内　秀　文教　授木質資源の持つ機能合理性を生かした利用技術を開拓する渡　辺　千　明准教授地域社会にある人や組織、農林水産資源などを活用した安心・安全のまちづくりを考える岡　崎　泰　男准教授生物劣化した木材の特性を明らかにし、これを非破壊的に診断する方法を確立する澁　谷　　　栄准教授木の化学成分を利用する川　井　安　生准教授木材生産工程の環境負荷を低減するため、地域の自然エネルギーを利用して木材を乾燥する足　立　幸　司准教授木の伝統工芸と革新技術に関する研究と実践工　藤　佳　世助　教樹木の肥大成長の制御機構や木部の組織構造を明らかにする教員・研究一覧1