秋田県立大学 木材高度加工研究所
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林業·林産業の成長産業化に向けた森林の管理及び林産物の流通·利用システムの開発高耐久性WPCの開発研究トピックス針葉樹の遺伝的多様性と遺伝的特性の解明研究トピックス森林の多面的機能の発揮に向けた森林資源の管理システムの開発 木材利用をはじめとする森林の多面的機能を発揮させるために、森林を構成する樹木の遺伝的多様性とその特性に関する研究を進めています。また、安定的に木質資源を木材産業に供給するために、人工林の効率的な維持・管理システムの構築を進めています。地域活性に向けた林産物の多目的流通・利用システムの開発 スギ人工林を主体とした地域資源を安定かつ持続的に供給するためのサプライチェーンマネジメントシステムの構築や、伝統文化や人的ネットワークに代表される知的資源を活用した木材需要の創出に関する研究を進めています。 スギ、アスナロといった針葉樹の天然林を対象に、ゲノム解析を通してそれらの遺伝的多様性や遺伝的特性の調査・研究を進めています。その結果、世界で初めてスギの葉緑体ゲノムの全塩基配列を決定するなどの成果を挙げてきています。押出し成形したWPCを使用したルーバー材とベンチWPC原料となる疎水化した木粉と廃プラスチック原料を溶融混合した後のペレット 木粉と熱可塑性プラスチックを混練・複合させた混練型木材-プラスチック複合材(混練型WPC)は、製材廃材や資源回収された廃プラスチックを原料にできることから、環境資材として注目されている新しい木質系材料です。研究所では、メカノケミカル処理を用いた水に強い化学修飾木粉と廃プラスチックを原料とした耐久性の高いWPCの開発を進めています。スギ葉緑体のゲノムマップ研究12

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