秋田県立大学 フィールド教育研究センター 2019
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 農業を核とした地域および地域産業の活性化に関する理論や技術を修得し、実社会の要請に対応できる農業振興や生物関連産業などに携わる人材の養成に貢献します。 水田およびその流域を対象とする、自然科学と社会科学を融合した新しい視点の総合的「フィールド科学」に立脚した理論・技術を開発し、その実用化および社会への普及を目指します。 フィールド教育研究センターは、1973年に農業経営者・地域農業技術者などの養成を目的に、モデル農村大潟村に設置された「秋田県立農業短期大学」の附属農場が始まりです。 160ha余りの圃場と大型機械や畜舎などを装備し、稲作・畑作・野菜・果樹園芸・畜産部門を擁して、専任教員10名、技師など30余名によって運営され、研究および300余名の学生の実験・実習などに活用されてきました。1999年の秋田県立大学開学時に併設短大として再編された後、2006年短大部の4年制大学への再編を機に、新設「アグリビジネス学科」のプロジェクト教育における経営実践の場として位置付けられたほか、秋田県立大学の教育研究への利活用や地域貢献などを任務とした「フィールド教育研究センター」として再出発しました。設置の趣旨は、農業近代化を目標とした「大規模機械化農業に関する教育研究」から、農業・農村の振興を担う人材育成のための「農業・農村ビジネスに関する教育研究」への転換と言えます。生物資源科学部の教育で「フィールド科学」のセンターを目指す。西村 洋 教授フィールド教育研究センターField Education and Research Center, Faculty of Bioresource Sciencesフィールド教育研究センターの沿革フィールド教育研究センター長このマークが付いているQRコードをスマートフォンなどで読み取ると、「360°VRパノラマ写真」により、キャンパスの様子をご覧いただけます。1

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