秋田県立大学広報誌 イスナ VOL.24
8/12

ツムラは漢方や生薬を扱う薬品メーカーです。一般の人に使ってもらえる製品を作る仕事がしたかったこと、昔から漢方薬に興味があったことから薬品メーカーのツムラを志望しました。特に生産技術職では自分が学んできた知識を使って薬品製造に携わることが出来ると感じたため、ツムラの生産技術職を志望しました。自動車の照明部品や航空機部品を主に取り扱っており、LEDヘッドランプの量産化に世界で初めて成功するなど、自動車照明の世界トップシェアメーカーです。自身の研究から交通事故の減少や歩行者安全を考えた仕事がしたいと思い、「光」という観点から安全を考える小糸製作所を志望しました。株式会社ツムラ株式会社小糸製作所特集卒業生・修了生インタビュー○大学院では、どんな研究に取り組みましたか?「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトに参加し、人工知能を使って英語のセンター試験問題を解くプログラムの開発を行いました。これまでの人工知能では空欄となった前後の単語から回答を推測していましたが、離れた文章からも回答を探すことができる「文脈を読む」人工知能の開発を目指しました。○大学院に進学した理由は?人工知能の研究がしたくて今の研究室に入り、1年だけでは人工知能に関する知識を付けられないと感じたため、より深く知識を付けるために大学院に進学しました。○大学院では、どんな研究に取り組みましたか?ドライブレコーダの画像を用い、夜間歩行者とその周辺の明るさからの、歩行者発見の容易さについて研究を行いました。歩行者事故における死者数は昼間より夜間が圧倒的に多く、夜間での視認性の向上が必要です。視認性向上には歩行者自身が明るく、発見しやすいことが重要ですが、歩行者周囲の環境の明るさも関係しています。研究では、画像から歩行者と周囲の輝度を求め、その差から歩行者の発見し易さを検討しました。○6年間で一番印象に残っていることは?ものづくりサークルS.E.I.M.に所属し、ロボット製作に携わったことです。初めて行うロボットの機体製作やプログラミングなど、先輩に丁寧に教わりながら、友人と力を合わせて取り組みました。3年次には集大成としてチームを組み、コンテストに出場しました。○6年間で一番印象に残っていることは?地域行事の裸参りに参加したことです。毎年参加している友達に誘われ、学部3年の時から一緒に参加するようになりました。裸参りは寒くて疲労も溜まりますが、終わった後の達成感がクセになります。一部の地域でしか行われていない行事で、いい体験が出来たと感じています。○今後の目標は?幅広い知識を持つ技術者になることです。自動車のライトは交通事故を減らし、安全を得るために重要な部品であり、センサー内蔵のヘッドライトなど、現在も新たな技術が生み出されています。これからの時代に適したライトを造るために、幅広い知識や技術を身に付け、社会に貢献します!高瀬 惇さん岩手県/盛岡市立高等学校小山 早苗さん茨城県/下妻第一高等学校電子情報システム学専攻共同ライフサイクルデザイン工学専攻就職内定先就職内定先07

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る