秋田県立大学 システム科学技術学部 機械工学科
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材料構造工学講座熱・流体工学講座設計生産工学講座各講座のグループ研究紹介応用材料力学研究グループ 機械部品から細胞培養基質までの幅広い材料の開発、成形加工とその強度や諸特性の解析と評価方法を研究しています。具体的には、高分子材料、複合材料、生体材料、ナノ材料、岩石、バイオマスなどを研究対象としています。さらに、研究成果の社会的還元を目指して、応用分野についても研究と開発を進めています。例えば、バイオマスの有効利用として、環境に優しい材料や処理方法を研究しています。また、振動現象を応用して、成形された機械材料の信頼性を確保するために行われる簡便な検査方法に関する研究や、き裂の大きさの評価に関する研究をしています。熱科学研究グループ 熱科学を基礎として、社会から要望される「環境」「エネルギー」「安全」の調和した技術開発に貢献することを研究の目的としています。具体的には、化石資源利用の基礎である燃焼による熱エネルギー利用および制御の高度化、熱エネルギーを効率的に利用するためのエネルギー機器の効率改善、地域の特性を考慮した再生可能エネルギーの実用化に寄与することを目的とした基礎研究を行っています。また、地域の技術開発を支援する目的で熱計測技術の研究も行っています。応用機械設計研究グループ 地球規模で急速に進む環境問題を踏まえ、各種力学、材料学、加工学、制御工学、電磁気学など多岐にわたる分野の総合である機械設計をベースに、人間の生活・環境・産業に寄与する機械システムの研究開発に取り組んでいます。具体的には、鉄道車両や自動車、航空機などに代表される輸送機械の高性能化と信頼性向上のための研究、木質バイオマスを乾式粉砕するための機械要素・装置の設計に関する研究、地域の特性を考慮した再生可能エネルギー利用システムの実用化を目的とした基礎研究、放電やプラズマなど物質の高エネルギー密度状態の工業的な応用などです。また、農業や食品加工など新たな領域へ幅広く展開するための実験的研究も進めています。3

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