秋田県立大学広報誌 イスナ VOL.26
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学部1・2年生を対象とした学生自主研究は、県大生の好奇心に応えるモチベーションアップ・プログラムです。この挑戦が専門研究への大きな一歩に繋がります。“入学したら直ぐに研究したい!”とある高校に女性ファッションについて取材を行った時のこと、いかつい校長先生の登場でメンバーに緊張が走りました。『女性のファッションに興味あるかな?...下手な質問をすれば怒られるかも...』ところがインタビューを始めると、優しくフレンドリーに対応していただき、とても安心しました。学生たちが毎日楽しみながら研究をしていた記憶が強く印象に残っています。毎週定期的に集まるゼミ以外にも、学生たちは各自のノートパソコンを持参しながら自発的に週に何度も私の研究室を訪れ、私の机の隣やラーニングコモンズなどでディスカッションしたり、データ分析したりと研究に取り組んでいました。大学から帰宅してからも、メンバー内のアパートに集まって、昼の研究の続きを夜遅くまでしていたようです。女性ファッションの流行研究グループうぐいす with MILK研究テーマ現3年船木 涼音(秋田県/秋田西高校出身)現3年今野 七海(青森県/青森東高校出身)現3年佐々木 彩(秋田県/由利高校出身)現3年高橋 美衣(秋田県/本荘高校出身)現3年松岡 茉生(秋田県/秋田北高校出身)指導教員木村 寛 教授(経営システム工学科)指導教員木村 寛 教授Q3 学生自主研究で得たものはなんですか?アンケートを取る際に、実際に一般の方や校長先生方と話す機会があり、コミュニケーション能力の向上につながりました。データ分析では、なかなか思うような結果が得られず苦戦しましたが、試行錯誤を繰り返したり、全員で意見を出し合ったりしたことで、物事に粘り強く取り組むことを覚えました。Q1 この研究を選んだ理由と目的を教えてください。授業で統計に興味を持ったほか、女性ファッションについて、現代の若い女性はどこから流行を取り入れているのか、雑誌?アパレル店員?という疑問がありました。そこで、女性にファッションについてのアンケート調査を行い、得られたデータを統計的な手法を用いて、次の流行を予測することを目的としました。               Q2 学生自主研究の良いところを教えてください。研究の進め方や発表の仕方を学べました。また、どんなところに気を付けて研究を行うべきか、人を惹きつけるプレゼン方法を学ぶことができました。研究エピソードメッセージ10

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