秋田県立大学広報誌 イスナ VOL.27
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01News&Topics第13回夏休み科学教室「おうちで創造学習」を開催しましたクラフトジン『秋田杉GIN』が完成しました八郎湖の水草を復活させる水槽「モグリウム」を設置しましたクラフトジン活動の様子本荘キャンパス・創造工房で、8月1日(土)~8月3日(月)にかけて「第13回夏休み科学教室『おうちで創造学習』」を開催しました。夏休み科学教室『創造学習』は毎年、本学教員が講師となり、小中学生を対象として開催している科学講座です。今年度はコロナウイルス感染症拡大の影響を考慮して、Zoomを利用したリモート科学教室『おうちで創造学習』として開催し、県内全域から95名の小中学生とその保護者の皆様に参加いただきました。講座としては、例年開催のテーマを遠隔向けに改めた「振動モータを使ったマシンで対決しよう!」や、宮城教育大学・秋田大学・本学の3大学の教員が講師となった「リモート「スマハキット」でスマートハウスの実力を体感しよう」など、工作や実験などがテーマの11つの講座を実施しました。2日(日)に開催した「電波のしくみを知ろう」では、アクリル板に針金を貼り付け、自作のデジタルテレビ用受信アンテナを作成しました。受講者の方はご自宅のテレビで地デジ放送が受信できることを確認し、「針金が多ければもっと安定するのか?」や「なぜ途切れ途切れになってしまうのか?」など、様々な発見・疑問を持って取り組んでいたようでした。生物生産科学科の野下浩二助教が開発プロジェクトのメンバーとして取り組んだ、天然秋田杉の香りを再現したクラフトジン『秋田杉GIN』が完成しました。香りのスペシャリスト野下助教はジンの肝となる香りの成分分析を担当しました。本商品は、秋田杉の葉と、ジュニパーベリーなど5種類の植物由来の原料を使用した爽やかな風味のクラフトジンで、クラフトジンブームに存在感を示す最高傑作に仕上がりました。「秋田杉GIN」は県内の小売店やスーパーのほか、インターネットでも販売中です。野下助教「秋田杉の香り成分にはリラックス効果があります。まるで森林浴をしているような清々しい華やかな香りに仕上がりました。秋田杉の香りと、ジン特有のハーバルな風味がマッチしたスッキリとした味わいは、ソーダ割りがオススメ。是非、ご賞味ください。」生物環境科学科の谷口吉光教授が副代表理事、大学院・生物資源科学研究科の鎌田洋平さんがコーディネーターを務めるNPO法人はちろうプロジェクトは、千葉県立中央博物館の林紀男先生を招き、八郎潟の水草を復活させる水槽「モグリウム」の設置と水草の植え付け作業を行いました。今回は、本学学生や秋田公立美術大学の学生も参加し、はちろうプロジェクト事務所(旧八郎潟展示館うたせ館)と秋田キャンパスに水槽を設置しました。水草の苗は、エビモ、コウガイモなど八郎潟で生まれ育った土着の水草で、八郎潟干拓前の水草が残る旧船越水道のため池などから、埋土種子を採取することで再生されたものです。鎌田さん「子供たちや学生、地域の方々など幅広い世代の皆さんと一緒に、様々な地域に水槽を設置して、将来はこの水草を八郎湖に戻し復活させたいです!」02News&Topics03News&TopicsNews & Topics秋田県立大学の出来事を振り返る▼ススキの穂で小さなほうきを作ろう▲海外の打楽器カホンを作ろう!05

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