公立大学法人 秋田県立大学 2019
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 学生自主研究は新入生と2年生が行うことができる制度です。学生は研究テーマを決定し、グループを組織し、計画を立てて実施することになります。 また、指導教員が必要なアドバイスを行い、実験スペースや機材、そして研究資金(1件あたり15万円を限度)を交付して、学生の研究をバックアップします。 平成30年度の研究テーマ数はシステム科学技術学部で46件、生物資源科学部で36件、合計82件の学生自主研究が行われました。※平成31年4月現在※学部教員数は、地域連携・研究推進センター教授1名(生物資源科学部1名)を除く学生自主研究大学に入ったらすぐに研究をしたい就職に強い大学高い就職率を維持する就職支援体制 平成31年3月で17期目の卒業生を送りだしました。第17期生の就職希望者285名のうち平成31年3月31日現在の就職内定率は100%です。これまでの卒業生はほぼ100%の就職率を達成しております。 また、大学院への進学者は第17期生では90名となっています。少人数教育細やかな指導とバランスのとれた教育 教員一人あたり学生数が約8名、細やかな指導ができます。教養科目から専門科目まで総勢214名の教員が、入学から卒業までをサポートします。 教員には大学で教育・研究実績がある人材に加え、民間企業で研究者・技術者として経験を持つ人材も約3割を占め、バランスのとれた科学技術教育を行っています。平成31年3月卒業17期生の就職状況 (平成31年3月31日現在)平成30年3月卒業16期生の就職状況 (平成30年3月31日現在)就職率システム科学技術学部生物資源科学部システム科学技術学部生物資源科学部就職希望者163名就職決定者163名就職希望者122名秋田県外秋田県外秋田県内秋田県内就職決定者122名100%85.3%14.7%27.9%72.1%100%就職先学部・学科名教授准教授助教助手合計システム科学技術学部293528193機械工学科968023知能メカトロニクス学科6107023情報工学科465015建築環境システム学科656017経営システム工学科482115生物資源科学部343721092応用生物科学科1195025生物生産科学科986023生物環境科学科685019アグリビジネス学科795021フィールド教育研究センター13004総合科学教育研究センター673016地域連携・研究推進センター10001木材高度加工研究所651012合 計7684531214本学の特長 秋田県の観光入込客数は減少傾向にあります。ゆるキャラの活躍により、観光客数・県の経済効果が飛躍的に伸びている地域も見受けられ、秋田の抱える課題を解決する一つの手段として、地域の活性化につながるゆるキャラの分析を試みました。 私たちは、秋田の若者がゆるキャラに求める要素についてアンケート調査を行い、調査結果を踏まえ、ゆるキャラ案「ばっけんくん」を作成しました。研究成果は由利本荘市と仙台の学会で発表し、様々な方と意見交換しました。新たな課題を発見するとともに、視野を広げる良い機会となりました。研究例 虫と植物との関係に興味があり、「虫媒花の植物について、どのような虫が送粉を行っているのか、どのような繁殖生態を持っているのか」をテーマにこの研究に取り組みました。秋田に咲く特徴的で希少な植物について調べてみたいという理由から、日本海側の多雪な地域で、6月でも雪が残るような渓流沿いに生育するシラネアオイとトガクシショウマの2種類を対象としました。 野外調査の中で、2種類の花における繁殖生態の違いやトガクシショウマの特徴的な花の構造など新しい発見を得ることができました。その他捕虫網のようなフィールドで用いられる実験器具や蛍光顕微鏡の操作方法に加えて、エタノールや酢酸といった試薬の取り扱いについても習熟することができました。研究室配属後の研究室実験や卒論研究にも活かせる貴重な経験となりました。システム科学技術学部新しいゆるキャラ考案のためのマーケティング研究テーマ生物資源科学部林床植物の繁殖を助ける昆虫と妨げる昆虫―秋田県に特有な植物の繁殖生態の追求―研究テーマ5Akita Prefectural University 2019

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