秋田県立大学 大学案内 2020
18/100

学生自主研究制度ゆるキャラ研究グループ『新しいゆるキャラ考案のためのマーケティング』ポリネーター『林床植物の繁殖を助ける昆虫と妨げる昆虫―秋田県に特有な植物の繁殖生態の追求―』夢をカタチに! 学生主体の教育プログラム入学したら直ぐに研究に取り組んでみたい!専門分野に触れたい!という積極的な学生の期待に応える本学独自の教育プログラムです。学生自らが研究責任者となり、指導教員や先輩のアドバイスのもと、計画的に研究を進めます。開学当初から導入している本制度には、多くの県大生が参加しており、充実したキャンパスライフを送る上で欠かせない制度です。★応募資格 1・2年次の学生★研究資金 1件あたり15万円を限度に交付します★研究目的と内容は?秋田県の観光入込客数は減少傾向にあることを知り、課題を解決する手段を考えました。近年はゆるキャラの活躍により、観光客数・県の経済効果が飛躍的に伸びている地域も見受けられることから、地域の活性化につながるゆるキャラの分析を試みました。★研究の成果と感想を一言秋田の若者がゆるキャラに求める要素についてアンケート調査を行い、調査結果を踏まえ、ゆるキャラ案「ばっけんくん」を作成しました。研究成果は由利本荘市と仙台の学会で発表し、様々な方と意見交換し、新たな課題を発見するとともに、視野を広げる良い機会となりました。★研究目的と内容は?虫と植物との関係に興味があり、虫媒花の植物について、どのような虫が送粉を行っているのか、どのような繁殖生態を持っているのかを明らかするために研究しました。秋田に咲く特徴的で希少な植物について調べてみたいという理由から、日本海側の多雪な地域で、6月でも雪が残るような渓流沿いに生育するシラネアオイとトガクシショウマの2種類を対象としました。★研究の成果と感想を一言野外調査の中で、2種類の花における繁殖生態の違いやトガクシショウマの特徴的な花の構造など新しい発見を得ることができました。その他捕虫網のようなフィールドで用いられる実験器具や蛍光顕微鏡の操作方法に加えて、エタノールや酢酸といった試薬の取り扱いについても習熟することができました。研究室配属後の研究室実験や卒論にも活かせる貴重な経験となりました。★学生自主研究を行った先輩の声・卒業研究に役立つ知識・技能が身につきました・学生自主研究で研究テーマと出会い大学院にまで進学しました・1年次から指導教員や研究室の先輩と仲良くなれました・研究室配属前に学会発表やサイエンスインカレ出場などの貴重な経験ができましたゆるキャラ案 ばっけんくんばっけんくん ポロシャツ先輩たちの研究テーマをチェック研究資金の交付・指導教員からのアドバイス。実験スペースや機材の提供。3年次以降本格的な専門分野の研究へ計画に沿って研究許可大 学申請テーマ決定・企画策定システム科学技術学部 経営システム工学科 3年 左から中川亜希美 NAKAGAWA Akemi (兵庫県/川西緑台高校出身)佐藤 千夏 SATOH Chinatsu (秋田県/仁賀保高校出身)鈴木 奏恵 SUZUKI Kanae (秋田県/秋田北高校出身)伊藤 海玖 ITOH Miku (宮城県/泉高校出身)生物資源科学部 生物環境科学科 4年 左から佐々木佳音 SASAKI Kana(秋田県/能代高校出身)大河 将寛 OHKAWA Masahiro (秋田県/大曲高校出身)石崎  惇 ISHIZAKI Jun (秋田県/由利高校出身)16

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る