秋田県立大学 大学案内 2020
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DEPARTMENT OF ARCHITECTURE AND ENVIRONMENT SYSTEMS建築環境システム学科住宅から都市環境まで「人間生活の場」の総合デザインを追求大学院・システム科学技術研究科 建築環境システム学専攻[1年]平成30年度 建築環境システム学科卒業増田 早也花 さん MASUDA Sayaka 山形県/山形西高校出身MY NEXT VISION芸術的な要素から工学的な要素まで、幅広い分野を学ぶことができます 少人数教育により、学生ひとりひとりが丁寧に指導してもらえるところが魅力的だと思いこの大学を志望しました。また、学生自主研究制度もあり、積極的に学べる環境が整っていることから自分自身成長することができ、充実した学生生活を送ることができると思いました。建築は意匠等の芸術的な要素や、構造等の工学的な要素など、本当に様々な要素によって成り立つため、建築に携わる上では、幅広い知識が必要になります。建築環境システム学科では構造・材料・環境・計画と幅広い分野を学ぶことができ、これらの基礎的な知識を修得してから、自分が興味のある分野を専門的に研究できるところが魅力だと思います。私は環境計画学グループに配属され、住宅に関する研究を行いました。大学院進学も決定し、これからは住宅の温湿度調整に関する研究を行う予定です。将来は学部、大学院での研究を活かして、住む人が健康に安心して住み続けることのできる住宅づくりに携わりたいと考えています。そのために、現在は研究を進めるとともに、資格取得を目指して勉強に励んでいます。「建築学」は、多方面の知識・経験・感性などを総動員して「あらゆる分野を統合する工学芸術」である点が際立った特長となっています。ひとつの住宅設計でも、統合すべき対象は、地域・都市としての空間・環境、あるいは地球環境のスケールまで及ぶ場合もあります。優れた建築空間を実現するためには、建築をシステムとして捉え、幅広い視点で総合的に学び、研究しなければなりません。本学科では、木質構造など、地域特性に富んだカリキュラムや、即戦力が求められる社会のニーズに応えるための3次元CAD・BIN教育などに加え、新しい時代に対応した総合的な建築教育と研究開発に取り組んでいます。PICKUP授業建築設計IV各自で建物などの設計を行います。建築設計Ⅰ~Ⅲまでは、与えられたテーマや条件に対して、建物を設計し、設計の基礎を学びましたが、建築設計Ⅳでは、設計したいテーマやコンペに挑戦することができます。最後まで自分たちでやり遂げたときの達成感は今でも鮮明に覚えており、自信にもつながりました。カリキュラムの特長■ 総合的かつ実践的な学科目構成■ 地域特性を反映した学科目の設置■ 設計教育の重視 ・ 系統的、実践的な設計科目 ・ 卒業制作と卒業論文の選択制  ・ 充実したCADシステムによる教育■ 研究者、デザイナー、エンジニアとして、実践的に活躍している教員陣による指導【建築学の特徴】■ あらゆる分野を統合する工学芸術■ モノづくりの対象は「人間生活の場(空間)」 ・ 工学系のみならず、人文系の学問も大切(レオナルド・ダ・ヴィンチ的な博識さ) ・ モノづくりの対象がミクロからマクロに及ぶ(衣服から地球環境まで)■ 分野間の強い連携と幅広い知識の総合化38

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