秋田県立大学 大学案内 2020
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DEPARTMENT OF MANAGEMENT SCIENCE AND ENGINEERING経営システム工学科鳥瞰的視野と数理的かつ工学的な経営で地域発のイノベーションを実現大学院・システム科学技術研究科 共同ライフサイクルデザイン工学専攻[1年]平成30年度 経営システム工学科卒業宮崎 智也 さん MIYAZAKI Tomoya 愛知県/横須賀高校出身PICKUP授業経営工学実験環境系研究グループの先生の講義で、環境保全のための経営学的な分析などに関し、実際現場で使われる技術を実験で体験します。私の研究にも関連した実験を行うことができ、多様な分析機器に触れられるところが面白く、論理的に考察する事が卒業研究で役に立ちました。MY NEXT VISION工学的な観点から、経営の問題解決にアプローチする方法を学べます 高校のころ、経営工学という分野と少人数制教育という特徴に魅力を感じ、秋田県立大学に興味を持ちました。また、秋田という大自然に囲まれた土地で暮らすことが成長に繋がると思ったため、この大学を選びました。地元の名古屋で受験できる事も決め手でした。経営システム工学科は、システム工学をはじめ、会計学や金融工学、数理統計学、環境工学等から問題解決にアプローチでき、豊富な演習型講義を通して学際的に経営工学が学べる環境が整っているところが魅力的です。また少人数制であるため講義や卒業研究では手厚い専門的な指導を受けられます。 私の研究内容は、地域の水環境の研究です。自然水の水質の特徴を誰にでも理解できるように可視化し、地域内外に発信することで、地域の活性化の一助になると考えています。将来は環境保全をする技術者やその大切さを伝える職業に就きたいと思っていて、現在は環境教育の講師をしたり、海外留学をしたりして経験を多く積み、知見を深めています。社会の持続的発展につながるイノベーションには、個人や企業と、それを取り巻く自然環境および社会経済環境との間の相互作用についての理解、すなわち鳥瞰的視野からの外部環境の理解が必要不可欠です。本学科は、このような理解の上に立ち、数理的な手法を用いた経営工学を基礎とするイノベーションを目指し、それを実行できる人材の養成を目的とした教育を行います。このような人材は、モノやサービスすなわち有形無形の価値を創造するさまざまな集団における意思決定とその実行において、中心的な役割を担うことが期待されます。カリキュラムの特長■ 企業経営における、情報、生産、販売、財務、組織の管理に関する経営工学手法の修得■ 経営管理や課題発見と問題解決を工学的に行うための数理的解析手法を修得し、社会へ応用する力の養成■ 鳥瞰的視野で人間社会を取り巻く環境・資源や社会・経済を理解し、多角的視点を融合して課題の本質や重要度を明らかにする力の養成■ イノベーションの実現に必要なコミュニケーション力、実行力の養成42

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