秋田県立大学 大学案内 2020
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⼤学院⽣をサポートする様々な 教育制度⼤学院⽣が、学部⽣の実験・実習の教育補助を⾏うのに対し⼿当を⽀給する制度です。将来の研究者などになるためのトレーニングの場であり、経済的⽀援にもなっています。ティーチングアシスタント(TA) ⼤学院⽣が、教員の研究補助を⾏うのに対し給料を⽀給する制度です。研究者としての素養を⾝につける場であり、経済的⽀援にもなっています。リサーチアシスタント(RA) 学部1・2年⽣が⾏う「学⽣⾃主研究」の実験や様々なサポートを⾏うのに対し⼿当を⽀給する制度です。学⽣⾃主研究学⽣⽀援スタッフ 第⼀種奨学⾦の貸与を受けた⼤学院⽣が、在学中に特に優れた業績を挙げた者として認定された場合、所属課程で貸与を受けた第⼀種奨学⾦の全額⼜は半額の返還が免除される制度です。⽇本学⽣⽀援機構奨学⾦返還免除制度佐藤 卓 さん SATOH Suguru大学院・⽣物資源科学専攻 分⼦細胞機能グループ奈良県/平城高校出身 iPS細胞は、体細胞に⼭中4因⼦(4種類の遺伝⼦)を遺伝⼦導⼊することにより樹⽴することができます。しかし、ウシを含めた多くの動物種におけるiPS細胞は未だに樹⽴されていません。そこで、私はマウスの体細胞を⽤いて「iPS細胞に初期化するメカニズムを解明する」ことを⽬指し研究に取り組みました。 本学⼤学院は、理想の研究環境が整っています。最先端の分析機器が完備されており、しかも他⼤学と⽐べても⽐較的⾃由に機器を使⽤できます。また、教員と学⽣との距離も近く⼿厚い指導を受けることができるなど、思う存分研究に没頭できる環境が何より魅⼒です。進学の際、優秀学⽣奨学⾦を受給し経済的にサポートいただいたことで研究に集中することができました。 私⾃⾝、先天的に甲状腺が⽋損した状態で産まれてきた経験(現在は完治)から、⼤学院でiPS細胞と内分泌を学びました。将来は、安全で⾼品質なジェネリック医薬品を提供し、同じ症状で悩んでいる患者さまに少しでも貢献したいと思います。STUDENT VOICEiPS細胞に初期化するメカニズムを解明博士前期課程 学部時代に「⼈⼯知能」の研究していましたが、研究そのものが楽しかったということと、もっと深く⼈⼯知能について学び、知識を修得したかったので、⼤学院に進学しました。 ⼤学院では、「ロボットは東⼤に⼊れるか」プロジェクトに参加し、⼈⼯知能を使って英語のセンター試験問題を解くプログラムの開発を⾏い専⾨的な知識を修得しました。本学の⼤学院は、最先端の研究設備と、また広い研究室にパソコン・プリンター、研究機材など研究の必需品が整っているなど、ハード⾯が充実しているのが魅⼒です。また、国内外の学会発表を推奨しており、プレゼンテーションのスキルや伝える⼒など、将来の仕事で役⽴つスキルをしっかり⾝につけることができました。 将来は、⼤学院で⾝につけた⼈⼯知能に関する知識をベースに、⾃分が主導し、製造の効率化や⾃動化のプロジェクトを進めたいと思います。STUDENT VOICE⼈⼯知能で試験問題を解くプログラムを開発博士前期課程 秋⽥県内出⾝の学⽣で、学業を継続することが経済的に困難と認められ、かつ、⼀定の成績基準を満たす学⽣に対し、⼀⼈当たり20万円を給付します。(学部・⼤学院を通じ1回のみ)10周年記念奨学⾦⾼瀬 惇 さん TAKASE Jun大学院・電⼦情報システム学専攻 情報システムグループ岩⼿県/盛岡市⽴高校出身内定先 株式会社ツムラ内定先 ⽇本ジェネリック株式会社69Akita Prefectural University 2020

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