秋田県立大学 生物資源科学部附属 バイオテクノロジーセンター
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 バイオテクノロジーセンターは当初科学技術振興機構と提携して、DNA塩基配列の解析を受託するサテライトラボとして、2001年に設立されました。その後、遺伝子組換え植物の作製と解析、DNA多型解析など、受託解析の範囲を広げてきました。今日まで他大学や国公立の研究機関はもとより民間会社や個人からも広く受託しています。独自に作成したマニュアルによって熟練したスタッフが解析とユーザー対応を行っています。運営には当大学の専門分野が異なる教員が関わり、専任スタッフを指導・アドバイスしています。2008年度からは大学独自の運営を本格化し、バイオテクノロジーセンターを全国や地域に開かれた知の拠点として活動を推進させてきました。こうした実績を踏まえて、2010年10月から、生物資源科学部の正式な組織としてスタートし、より一層活動を推進させることになりました。設立の経緯と沿革 生物資源科学部には広範囲にわたって生命科学各分野の専門家が活動しています。これらの教員や技術職員は、センターのユーザーであると同時に、センターに寄せられる相談や疑問に対してよいアドバイザーともなります。大学は科学技術に関する全国レベルのネットワークの一翼も担っているので、最新技術を受託サービス内容に反映させていきたいと考えます。センターの特長 当センターでは、現在の生命科学研究に不可欠である分析技術のうち、DNA塩基配列の解析、DNA多型解析、遺伝子組換え植物の作製などの受託解析サービスを広く学内外のユーザーに開放しています。既に10年以上の受託実績を有し、現在では本学生物資源科学部の教育研究活動にとって不可欠なセンターとして位置付けられるほどに成長していますが、今後、本学活動の重要な特色の一つとしてなお一層の充実を図っています。専門分野の異なる教員が運営に関与し、熟練した専任スタッフが独自に開発した分析マニュアルを使用してユーザーの多様なニーズや相談にも応えています。こうした活動を通じて、学内研究の高度化を図り、実践教育にも貢献するとともに、県内外の社会貢献にも努めてまいります。生命科学や農林水産業の発展に貢献する研究・教育活動拠点。福島 淳 教授バイオテクノロジーセンター長生物資源科学部 応用生物科学科バイオテクノロジーセンターBiotechnology Center, Faculty of Bioresource Sciences1

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