秋田県立大学広報誌 イスナ VOL.28
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学生が人工知能学会全国大会にて全国大会優秀賞を受賞しました『まんぷくすらり』を使った「きりたんぽ」と「味噌」が完成しました「大学で着付け体験!」を開催しました教員が令和2年度秋田わか杉科学技術奨励賞を受賞しました大学院電子情報システム学専攻1年生の福田芳樹さんが2020年度人工知能学会全国大会(第34回)インタラクティブセッション発表部門にて研究発表を行い、全国大会優秀賞を受賞しました。【タイトル】 「BERTを利用した感情生起要因推定手法の検討」【著 者】 福田芳樹、堂坂浩二(情報工学科教授)、      石井雅樹(情報工学科准教授)、伊東嗣功(情報工学科助教)★福田さんからのコメント★この度は大変素晴らしい賞を頂戴し光栄に思います。これもひとえに研究室配属以来多くの先生、先輩方にご指導をいただけたおかげと存じます。本研究に携わった皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。生物生産科学科の藤田直子教授(㈱スターチテック取締役)の研究グループが中心となって開発した高レジスタントスターチ米『まんぷくすらり』を使った「味噌」と「きりたんぽ」が企業と共同で開発され、お披露目となりました。開発したきりたんぽは、まんぷくすらりの米粉に水を加えて加熱した米粉ゲルとあきたこまちを半分ずつ混ぜて、通常のきりたんぽと遜色のない食感に仕上がっております。是非、ご賞味ください。 12月22日、学生チャレンジサポート制度の企画として、「大学で着付け体験!」を開催しました。秋田県内の着付け師の方々をお招きし、着物を着付けていただきました。また、女子学生の参加者についてはプロの方にメイクをしていただきました。普段なかなか着る機会のない着物ですが、参加者は思い思いにマフラーやスニーカーなどを合わせ、コーディネートを楽しんでいました。当日は着物を着て構内の様々な場所で写真を撮影したほか、着付け師の方に着物に関する講話もしていただき、着物についての知識を深めることができました。伊東良太助教(知能メカトロニクス学科)が令和2年度秋田わか杉科学技術奨励賞を受賞しました。本賞は、秋田県の若手研究者の研究開発意欲を高め、優れた研究者が持続的に輩出される環境を整備し、新産業・新技術の創出につなげることを目的に、平成19年度に秋田県によって創設されたものです。研究テーマ 「水素結合性液晶を用いたCW-THz位相計測システムの開発」研究概要  本研究では、液晶デバイスを活用したテラヘルツ波の位相計測技術を開発しました。テラヘルツ波は電波と光の中間に位置する電磁波であり、紙やプラスチックなど様々な物質を透過する性質から非破壊検査での利用が期待されています。開発した手法では、出力の高い連続発振のテラヘルツ波を用いるため、工業製品の非破壊検査に有効であり、炭素系素材の非破壊検査など航空機・自動車産業における独自技術への進展も期待されます。05News&Topics07News&Topics06News&Topics04News&Topics▲天然醸造味噌㈲カンパーニャ・アグ(湯沢市)様と共同で開発▲カラダ想いのきりたんぽタンポヤ林(秋田市)様と共同で開発02

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