公立大学法人 秋田県立大学 大学概要 2021
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理事長・学長挨拶 本学は、システム科学技術学部、生物資源科学部の2つの学部からなる理系の大学です。学生数は大学院を含めて約1,800名と中規模大学ですが、それ故にコンパクトにまとまっており、意志決定とその後の対応の速さが特徴です。 教育にあたっては、アフターコロナ、世界的規模で進展するSociety 5.0や持続可能な開発目標(SDGs)に対応できる能力が強く求められますので、専門的な知識に加えて、変化に気づき、その原因を多面的な視野で要因分析、課題抽出を行い、自ら解決策を見出す能力を身に付けさせることに重点を置いています。また卒業生アンケートでは、「教職員との距離が近いことが最も良かった」と毎年大勢の学生から回答があり、徹底した少人数教育を実施しています。開学以来、本学を巣立った卒業生は既に8,100人を越えました。就職率は4年連続で100%を維持しており、卒業生たちはさまざまな分野で重要な役割を担って活躍しています。 地域貢献活動に対しては、第3期中期計画では、秋田県での最大の課題である人口減少問題に焦点を当て、県内で活躍する人材育成と地域を支える産業振興にターゲットを置いています。その中では、県内の企業に就職する学生割合について数値目標を立て、いろいろな施策を打っています。また、秋田県の農業にメスを入れ、新しいスマート農業を実現するためのビッグプロジェクトを、計画を前倒しして今年度からスタートさせ1948年長野県生まれ。1976年東北大学大学院工学研究科博士学位取得。株式会社日立製作所で主管研究員、ソリューションセンタ長等を歴任し、2007年システム科学技術学部教授に就任。機械知能システム学科長、理事兼副学長を経て、2017年4月より現職。小林 淳一 [こばやし・じゅんいち] 【理事長・学長】秋田県立大学とは

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