公立大学法人 秋田県立大学 大学概要 2021
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 学生自主研究は新入生と2年生が行うことができる制度です。学生は研究テーマを決定し、グループを組織し、計画を立てて実施することになります。 また、指導教員が必要なアドバイスを行い、実験スペースや機材、そして研究資金(1件あたり15万円を限度)を交付して、学生の研究をバックアップします。 令和元年度の研究テーマ数はシステム科学技術学部で43件、生物資源科学部で37件、合計80件の学生自主研究が行われました。※令和3年4月現在※学部教員数は、地域連携・研究推進センター教授1名(生物資源科学部1名)を除く学生自主研究大学に入ったらすぐに研究をしたい就職に強い大学高い就職率を維持する就職支援体制 令和3年3月で19期目の卒業生を送りだしました。第19期生の就職希望者281名のうち令和3年3月31日現在の就職内定率は100%です。これまでの卒業生はほぼ100%の就職率を達成しております。 また、大学院への進学者は第19期生では85名となっています。少人数教育細やかな指導とバランスのとれた教育 教員一人あたり学生数が約8名、細やかな指導ができます。教養科目から専門科目まで総勢202名の教員が、入学から卒業までをサポートします。 教員には大学で教育・研究実績がある人材に加え、民間企業で研究者・技術者として経験を持つ人材も約3割を占め、バランスのとれた科学技術教育を行っています。令和3年3月卒業19期生の就職状況 (令和3年3月31日現在)就職率システム科学技術学部生物資源科学部システム科学技術学部生物資源科学部就職希望者157名就職決定者157名就職希望者124名秋田県外秋田県外秋田県内秋田県内就職決定者124名100%72%28%33%67%100%就職先学部・学科名教授准教授助教合計システム科学技術学部28312786機械工学科96722知能メカトロニクス学科58720情報工学科45514建築環境システム学科64616経営システム工学科48214生物資源科学部27371882応用生物科学科710421生物生産科学科99523生物環境科学科68418アグリビジネス学科510520アグリイノベーション教育研究センター1304総合科学教育研究センター47415地域連携・研究推進センター1102木材高度加工研究所56213合 計668551202本学の特長 おにぎりの美味しさは「食感」が重要ですが、握り手に大きく左右されます。コンビニおにぎりなど、機械によって握りが均質化されている例もありますが、見た目や持ちやすさ、生産性などの要素も考慮されており、食感だけで判断されていません。そこで、おにぎりの成形に必要な圧縮荷重を機械工学で学ぶ材料試験により調べて握り方の定量化を図り、官能評価と比較することで、誰でも美味しく作れるおにぎり成形機の開発を目指しました。研究例 化粧品メーカー・㈱アルビオンの白神山地にある研究施設にお邪魔させていただき、巨大アキタブキに興味を持ちました。秋田県では食用として利用されてきましたが、その由来や植物学的な研究はほとんどなく未知の領域です。「葉柄が2mほどにもなるアキタブキは、フキと同じ仲間であると言えるのか」を大きな題材として掲げ、アキタブキの形態学的及び遺伝学的な背景を明らかにするために、アキタブキの観察と遺伝子解析を行いました。システム科学技術学部おにぎり成形機の開発研究テーマ生物資源科学部化粧品原料としても重要なアキタブキの遺伝子解析研究テーマ5Akita Prefectural University 2021

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