公立大学法人 秋田県立大学 大学概要 2021
9/24

応用生物科学科●入学定員/40名 ●学科長:村田 純  本学科では、動物・微生物・植物などの幅広い生物の生命現象の解明と、秋田県に特有な素材の有効活用について研究を行い、これらの生物資源を高度に有効活用して幅広く産業に役立てることを目指すとともに、『生命』と『食』分野の課題を科学の力で解決する知的エキスパートの育成に取り組んでいます。本学科における教育の目標は、将来のライフサイエンス・食品・醸造産業における研究者や技術者を育成することであり、研究の目標は、生物資源を材料として有用物質の創製や新機能を開発し社会に貢献することです。生物生産科学科●入学定員/40名 ●学科長:藤 晋一  植物は進化の過程で太陽エネルギーを利用し環境に適応した独自の育成システムを完成させ、地球上の生物を支えています。人類は食料・食品のほか建築資材や衣類など生活上必要な素材の多くを植物に依存しています。石油に代わる資源として改めて植物が合成する化合物が注目され、植物からアルコールやプラスチックなどが生産されています。これは環境保全を意識した資源のリサイクル化という現代社会ニーズとも一致しています。本学科では、植物の能力を科学的に理解し、バイオテクノロジーにより優れた機能を引出すことにより、植物生産に関する新しい産業の振興・発展に寄与できる人材を育成します。生物環境科学科●入学定員/30名 ●学科長:高橋 正  本学科では、私たちの生活に身近な地域から地球規模まで広がる自然環境や生物資源に関わる問題をフィールドに密着しながら発見し、人間生活への生物資源の活用と保全、自然環境の修復と再生などに関する教育・研究を行っています。生物学・化学・環境科学などの基礎を学んだ学生は、4つの研究グループのいずれかに進み、秋田の山から海までさまざまな生態系を教材としながら、学科内外の異なる専門分野の研究者や地域の人々と手を携えて、人間と生物資源をとりまく環境問題の解決や環境と調和した生物資源の効果的利用に貢献します。アグリビジネス学科●入学定員/40名 ●学科長:増本 隆夫  本学科が目指すアグリビジネスとは、農業生産を基幹としつつ、流通、消費までを見通し、時代の新たなニーズを読み取って実現する農業・農村にかかわる多様な社会的・経済的活動を意味します。こうした活動は、農業と関連産業が連携して、農産物やその他の地域資源を活用し、新商品提案や地域ブランド化を進めて、持続可能な地域の経済力を創り上げていくことに繋がります。学生は、それぞれの目的に応じて3つの領域(農畜産物生産の技術革新、新たな農業農村整備と地域環境の保全方策、農業・農村・食産業の将来の姿)について学ぶことで、各種農畜産物の生産技術を修得し、自然環境への深い洞察力を育み、未来を見据えた経営感覚を身につけます。● 〈4学科〉入学定員150名● 学部長:蒔田 明史● 副学部長:中沢 伸重最新テクノロジーで追求する、人と生物資源との「共生」の新たな可能性。秋田キャンパス/大潟キャンパス 生物資源科学部7Akita Prefectural University 2021

元のページ  ../index.html#9

このブックを見る