秋田県立大学 大学案内 2021
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 安価で成型しやすく便利で、私たちの暮らしに欠かせないプラスチックですが、一方で大量のゴミとして海に流れ出す海洋プラスチック問題も深刻。このまま海洋プラスチックが増え続ければ、2050年には海中の魚よりプラスチックの方が多くなってしまう可能性があるとも言われています。このような側面から、プラスチックに関する研究を進める複合材料研究室にとって、環境問題は避けられないテーマ。加工技術や成分開発、応用範囲の拡大などを含め、プラスチックと環境問題に取り組んでいます。 中でも“生分解性プラスチック”、自然界に存在する微生物が関与して環境に悪影響を与えない低分子化合物に分解されるプラスチックについて研究を重ねています。かね海で分解するプラスチックを廃棄する稲わらの複合材で作り出す複合材料/材料力学/環境問題/表界面工学環境に優しいプラスチック材料力学の視点で創造する実用的な複合材料システム科学技術学部 機械工学科境 英一 助教SAKAI EiichiKEYWORD[PROFILE]1982年12月生まれ。出身は富山県射水市。小学生のとき一時的に神奈川県で暮らしていたこともあったが、2010年に博士(工学)(富山県立大学)の学位を取得するまでほとんどを富山県で過ごし、その後から秋田。好きなものはお酒と読売巨人軍。4

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