公立大学法人 秋田県立大学 大学概要 2022
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 本学は、システム科学技術学部、生物資源科学部の2つの学部からなる理系の大学です。学生数は大学院を含めて約1,800名と中規模大学ですが、それ故にコンパクトにまとまっており、意志決定とその後の対応の速さが特徴です。 教育にあたっては、ウィズコロナ、情報化社会で進展するSociety 5.0、持続可能な開発目標(SDGs)に対応できる能力が強く求められますので、専門的な知識に加えて、変化に気づき、その原因を多面的な視野で要因分析し、そこから課題抽出を行い、自ら解決策を見出す能力を身に付けさせることに重点を置いています。また卒業生アンケートでは、「教職員との距離が近いことが最も良かった」と毎年大勢の学生から回答があり、徹底した少人数教育を実施しています。開学以来、本学を巣立った卒業生は既に8,600人を越えました。就職率は5年連続で100%を維持しており、卒業生たちはさまざまな分野で重要な役割を担って活躍しています。 地域貢献活動に対しては、第3期中期計画では、秋田県での最大の課題である人口減少問題に焦点を当て、県内で活躍する人材育成と地域を支える産業振興にターゲットを置いています。県内の企業に就職する学生割合については数値目標を立て、学生が県内企業に目を向けさせるための様々な施策を実施しています。 産業振興では、秋田県の農業にメスを入れ、スマート農業を実現するためのプロジェクトを立ち上げました。スマート農業では農工連携が必須であり、その拠点として、「アグリイノベーション教育研究センター(AIC)」を昨年4月に設置しました。そして内閣府の競争的資金を獲得するために、県や大仙市と共同で「秋田版スマート農業モデル創出事業」のテーマで応募し、採択されました。この事業を推進するため1948年長野県生まれ。1976年東北大学大学院工学研究科博士学位取得。株式会社日立製作所で主管研究員、ソリューションセンタ長等を歴任し、2007年システム科学技術学部教授に就任。機械知能システム学科長、理事兼副学長を経て、2017年4月より現職。【理事長・学長】小林 淳一 [こばやし・じゅんいち] 秋田県立大学とは理事長・学長挨拶

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