秋田県立大学広報誌 イスナ VOL.30
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34学部1年次にサークルで経験した「養豚」が印象に残っています。小屋の建築から始め、給■や掃除などの飼育を全て自分達で行いました。農業や畜産は初めての経験でしたが、先輩方のアドバイスにより知識がなくても楽しむことができました。最後は■畜の後、みんなで食べたのですが、広い敷地で育てられたからか、お肉の質が良くて驚きました!!毎日の食事でも命に感謝するようになり、とても良い経験でした秋田に来て、日本酒が好きになりました。さらに、究プロジェクトに所属させていただき、日本酒づくりもさせていただきました。この経験を通して、日本酒の魅力をより多くの人に伝えたいと思い志望しました。家具造りを極めたいです。私は設計や木工の知識はありませんでしたが、研究の傍ら、スツールやスピーカーを工作したりして、木工の入門程度の技術で満足していました。ですが、国内・世界の家具やショールームを見て回るうち、魅力的な家具がたくさんあり、自分でも作ってみたいと思うようになりました。そのために現在はCADソフトの勉強を始め、いずれは自分で家具を設計・デザインできるようになりたいと思っています。松風祭の実行委員長をさせていただいたことです。松風祭は実行委員の力だけでは開催できません。大学の学生、教授方、事務の方、学内外関係者、協賛企業など多くの方々に協力していただき、責任感と不安感を抱えながら試行錯誤した経験は一番の思い出になっています。コロナを経て徐々に元の松風祭に戻りつつありますが、今後はもっと盛り上がるように応援していきたいです。Q3 今後の目標・将来の夢は?日本酒の魅力をより多くの人に知ってもらうことです。秋田には素晴らしい日本酒がたくさんあります。大学では5年間日本酒を作らせてもらいました。これ以上に無い環境で日本酒の世界を学ばせていただきました。就職先は日本酒のメーカーなので、秋田での経験を生かして日本酒の研究・開発に取り組みたいと思います。木製家具を作ることに憧れがあったため志望しました。研究を進める中で木工作に興味を持ち、企業の工場での働き方に魅力を感じたからです。また、木材選びにこだわっている点も良いと思いました。就 職内定先就 職内定先08月桂冠株式会社カリモク家具株式会社Q1 学部・大学院での研究は、どんな研究に取り組みましたか?木材の曲げ加工性をテーマにして取り組みました。木材を曲げる技術は紀元前14世紀頃からあるとされており、現在でも家具や建築等の分野に利用されています。特に曲げ木家具は、秋田でも100年以上続く伝統産業であり、主に国産のブナやナラの木が使われています。木材は樹種毎に曲げやすさが異なり、たわみやすい木材ほど曲げやすいと言われています。しかし、木は個体によって曲げ木との相性にばらつきがあり、さらに、樹種によっても曲げやすさは異なります。私は、そのような曲げやすさのメカニズムを解明するために、木材の“組織構造”との因果関係を研究しました。Q2 6年間で印象に残っていること、エピソードは?Q1 学部・大学院での研究は、生物資源科学専攻熊本 隆人さんRyuto Kumamoto岩手県/盛岡北高校どんな研究に取り組みましたか?イネの穂の発生について研究しました。植物や動物は1つの細胞から分裂や分化を繰り返して、複雑な構造やメカニズムを作り出します。これらの設計図や発生の過程は遺伝子によって決定づけられています。私はその中でもイネの穂を形成するのにどのような遺伝子が働いているのか。それらの遺伝子はどのようなメカニズムで機能しているのかについて研究しました。Q3 今後の目標・将来の夢は?Q2 6年間で印象に残っていること、エピソードは?生物資源科学専攻大依 宇さんTakashi Oyori群馬県/ 東京農業大学    第二高校

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