公立大学法人 秋田県立大学 2023
10/24

設備機器概要 第3期中期計画に掲げた「次世代農工連携拠点センター(仮称)構想」の検討に基づき、令和3年4月1日、大潟キャンパスに『アグリイノベーション教育研究センター』を設置しました。同センターは、生物資源科学部の附属施設である「フィールド教育研究センター」を改編し、全学的な組織として新たにスタートしました。 秋田県農業が労働力不足・後継者不足などの深刻な課題を抱える中、「スマート農業」の普及を切り口に、農業振興、さらには製造業・情報通信業など関連産業の振興を図りながら、秋田県立大学が持つ農学系・理工学系の知見を総動員して教育・研究を行う拠点として、秋田県の持続的発展に貢献していきます。 総面積190ha、東京ドームの建築面積の約40個分。そのうち圃場面積が164haあり、大学附属農場の中で全国一の広さです。水稲に加え、大豆や小麦などの畑作物、果樹や野菜、花きなどの園芸作物、牧草やトウモロコシなどの飼料作物が栽培されるとともに、肉用牛も飼養されています。センターには、ローカル5G、キャリア5G及び主要施設への無線LANアクセスポイント等の高速通信網も備えており、農業生産の大規模フィールドで、演習や実習、卒業研究、地域に最適化されたスマート農業モデルの開発・実証などが行われます。学部生・大学院生を対象とした講義・実験・実習等、社会人教育「スマート農業指導士育成プログラム」学内研究・共同研究・受託研究等の実施及び支援新たに設置するコンソーシアムを通じた共同研究等の推進・技術等の 普及促進【研究事例】● 秋田版スマート農業モデルの創出に向けた研究 (地方創生推進交付金(Society5.0タイプ)、秋田版スマート農業モデ● 秋田県における田畑輪換推進のための技術研究● 湛水および乾田直播栽培の実証研究● キイチゴ属植物の園芸利用と産地化に向けた研究● 放牧短角牛の管理技術と肉質改善に関する研究    など県内高校生を対象とした体験学習会・出前講座等 一般県民・児童など学校関係者等の見学受け入れ、センター開放デー の開催施設・ル創出事業費補助金)●センター研究・管理棟 ●センター管理棟 ●大区画農場●研究用小区画水田 ●コンピュータ制御園芸温室 ●環境制御型パイプハウス ●人工気象室 ●牛舎 ●作業舎●機械格納庫 ●整備舎 ●穀物乾燥調整設備 ●保冷庫●圃場164ha(水田25ha、畑45ha、果樹園6ha、牧草地ほか88ha)●スマート農機(ロボットトラクター•田植機、自動運転コンバイン、農業用ドローン)●トラクタ、ローダー等の大型機械(20台) ●農業機械(約70台)●センター長:福田 裕穂8技術展示・地域貢献教  育研  究スマート農業の研究拠点全国一の広さを誇る大規模農場アグリイノベーション教育研究センター

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る