公立大学法人 秋田県立大学 2023
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5354173研究例システム科学技術学部生物資源科学部秋田の温泉で抗生物質を生産している好熱菌を探索しよう大学に入ったらすぐに研究をしたい高い就職率を維持する就職支援体制細やかな指導とバランスのとれた教育 令和5年3月で21期目の卒業生を送りだしました。第21期生の就職希望者279名のうち令和5年3月31日現在の就職内定率は100%です。これまでの卒業生はほぼ100%の就職率を達成しております。 また、大学院への進学者は第21期生では105名となっています。 教員一人あたり学生数が約8名、細やかな指導ができます。教養科目から専門科目まで総勢199名の教員が、入学から卒業までをサポートします。 教員には大学で教育・研究実績がある人材に加え、民間企業で研究者・技術者として経験を持つ人材も約3割を占め、バランスのとれた科学技術教育を行っています。研究テーマ 似合う眼鏡を見つける方法として顔型を基に判断する方法があります。ただ,顔型には正確な定義はなく、感覚的に○顔と判断するしかないし、大半の顔ははっきりと○顔と言えるほど単純でありません。これでは本当に似合う眼鏡を見つけられません。そこで、この研究では沢山の顔画像をコンピュータに学習させて顔型を判定することを試みました。結果として、入力した顔画像がどのような顔型で構成されているのか割合を出力するシステムを開発できました。学生自主研究は学生が主役なので、研究期間中は自分で調査して開発を進めることが多かったです。こうした経験を経て、自分の問題解決能力をさらに向上させられたと思います。 学生自主研究は新入生と2年生が行うことができる制度です。学生は研究テーマを決定し、グループを組織し、計画を立てて実施することになります。 また、指導教員が必要なアドバイスを行い、実験スペースや機材、そして研究資金(1件あたり15万円を限度)を交付して、学生の研究をバックアップします。・令和4年度研究テーマ数 システム科学技術学部で33件 生物資源科学部で34件学部・学科等名システム科学技術学部機械工学科知能メカトロニクス学科情報工学科建築環境システム学科経営システム工学科生物資源科学部応用生物科学科生物生産科学科生物環境科学科アグリビジネス学科アグリイノベーション教育研究センター総合科学教育研究センター木材高度加工研究所地域連携・研究推進センター合 計※令和5年4月現在※学部教員数は、地域連携・研究推進センター教授1名(生物資源科学部1名)を除く教 授准教授助 教合計862120151713812123172031413219934967753971066就職希望者159名就職決定者159名就職希望者120名就職決定者120名令和5年3月卒業生の就職状況 (令和5年3月31日現在)就職率システム科学技術学部生物資源科学部研究テーマ296845636109611346179236645216445347システム科学技術学部 抗生物質は微生物が生産する他の微生物の生育を阻害する物質であり、微生物が病原体となる様々な感染症の治療に利用されています。しかし、従来の抗生物質が効かない薬剤耐性菌の出現が世界的な問題となっており、新規の抗生物質の探索または開発は重要な研究課題の1つです。私たちは、秋田県内の温泉を巡って土壌を採取し、そこに生育する抗生物質生成能をもつ微生物を探しました。高温という極限環境において、抗生物質を生産する好熱菌を見出すことができれば新たな抗生物質の発見につながると考えたからです。根気強く何度も培養して時間をかけ、最終的に可能性が高い微生物にたどり着いたときはとても嬉しかったです。秋田県内秋田県外就職先生物資源科学部秋田県内秋田県外5機械学習を駆使した顔型判定システムの開発100%100%81.1%18.9%33.3%66.7%学生自主研究就職に強い大学少人数教育本学の特長

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