10 将来、秋田県男鹿市で果樹農家として就農することを目指して、男鹿市・藤原梨園の広大な梨園で日々勉強しているのは、アグリビジネス学科の大谷真由さん(兵庫県/明石高校)と応用生物科学科の高橋一成さん(宮城県/仙台第一高校)です。大谷さんは、高校1年生の時から将来就農する夢を持ち続け、兵庫県から秋田県立大学に進学。生物生産科学実習(担当教員:櫻井健二准教授)では、果樹・野菜の栽培技術やトラクタの運転技術を学ぶとともに、県内でも有数のりんご産地・横手市での果樹体験や大潟村での農業バイトで、熱意のある多くの生産者さんと交流する中で、将来の就農への強い憧れを抱き、夢が膨らみました。 現在は、大学と藤原梨園を往復する日々。「梨の収穫は繊細な作業です。太陽の光が当たると明るく見えますが、暗いと青い部分が目立ちます。色が濃く黄色で傷がなくカタチが良いものを慎重に選抜しています。」と高橋さん。男鹿市外からの新規就農様々な課題を乗り越え、二人三脚で梨園起業に掛ける地域の活性化も担う、若き希望の星
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