秋田県立大学 大学案内 2026
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Akita Prefectural University 20267八郎湖流域の保全管理6もみ殻を燃料に地域への 熱供給事業9微生物のちからで じゅんさい生産を守る8秋田県立大学産 短角牛のブランド化 21●情報工学科●生物生産科学科●アグリビジネス学科●システム科学技術学部●アグリイノベーション教育研究センター●生物環境科学科●応用生物科学科●建築環境システム学科●経営システム工学科●建築環境システム学科廃棄されるもみ殻をバイオマス燃料として熱供給に活用できるよう、利用上の課題を解決するための研究を大潟村と共同で進めています。アグリイノベーション教育研究センターで肥育している短角牛のブランド化を目指し、秋田市の食肉卸業者と連携した取り組みを開始しています。短角牛はヘルシーな赤身肉が特長で、センターで栽培された牧草・飼料を食べ、そのふんを堆肥化して圃場還元するなど、資源循環型畜産を目指しています。「あきたを翼にのせてはばたけ」を合言葉に、航空機電動化を中心に、科学者や技術者になりたい人を増やす活動を秋田県内で展開しています。対象は小中高校生から大学生や社会人まで、切れ目なく授業や講座を提供しています。秋田県から「夏いちご」を全国に広めていこうと潟上市の圃場で令和6年より㈱NTTアグリテクノロジー・宇都宮大学との共同実証が始まっています。スマート農業の普及に重要なのは、工学と農業の融合にあり、「いちごの特徴」をよく理解して、工学を活用していくこと。スマート農業志望の学生さんが本学に集まってきています。※『生物系特定産業技術研究支援センター』 令和6年度当初予算「次世代スマート農業技術の開発・改良・実用化」 イチゴ収穫ロボット×スマートハウスによるロボット普及化モデル実証収穫作業の軽減や栽培の軽労化を目的とした自動収穫ロボットの社会実装を目指しています。また、収穫作業を含む栽培管理作業の負担軽減のため中腰姿勢アシストデバイスの開発も進めています。秋田県や地域住民協力のもと本学が中心となって、物質循環の解析やアオコ対策などさまざまなアプローチで八郎湖流域の保全や管理、地域社会の持続性に関する研究に取り組んでいます。秋田県羽後町には、豊かな茅葺き文化が残ります。一方で所有者の高齢化により空き家が増えています。そこで現地に足を運び、持ち主や近隣の方にお話を伺いながら、建築構法や茅場の管理、葺き替えの実態を記録し、3次元復元技術を活用して自立的な維持管理方法の確立を目指しています。リアルタイムでの店舗の営業情報や観光スポットの周遊ルートの提案など、観光客と店舗をタイミング良く引き合わせて地域を潤す、効率の良いまちづくりに取り組んでいます。地元由利本荘市の企業と連携し、秋田県産木材を活用した木造カーポートの開発に取り組んでいます。地震や積雪に耐えられる構造を目指し、接合部の試験や実大試験、屋外暴露試験等を実施して性能を評価しています。地域資源を活かした環境配慮型の製品づくりを通じて、持続可能な暮らしの実現を目指しています。あきた伝統野菜の1つであるじゅんさいですが、収量が不安定、買取単価が安いことなどを背景に、近年出荷量が減少の一途を辿っています。じゅんさいの安定的な栽培方法の確立と高品質化(高価格化)を実現するため、「じゅんさいの生育に有益な共生微生物」に着目し、それらの探索と利活用するための研究を進めています。10地方創生のために 「技術」テーマの人材開発12自動収穫ロボットの開発14秋田県から広げる「夏いちご」 AI×ロボット×農業の融合を!11茅葺き民家の継承13サイバーフィジカルシステムよる 地域の需給バランスの 自動マネジメント化15耐積雪100cmの 木製カーポートの開発

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