秋田県立大学 大学案内 2026
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公益社団法人日本アイソトープ協会アイソトープ部研究開発課 勤務森 大輝 さんMORI Daikiハウス食品グループ本社株式会社 研究開発本部 アグリ素材開発部 勤務羽生田 光志 さんHANYUDA Koshi28生物資源科学部 生物生産科学科 2014年卒業生物資源科学研究科 生物資源科学専攻 2016年修了(山形県/米沢興譲館高校出身)生物資源科学部 応用生物科学科 2015年卒業生物資源科学研究科 生物資源科学専攻 2017年修了(北海道/釧路江南高校出身) (公社)日本アイソトープ協会は、国内におけるRI(放射性同位元素)の供給から廃棄物の収集・処理までを一貫して行っている唯一の法人であり、RIの安全取扱の推進を始めとした啓発活動も行っています。私は放射線源の製造や校正業務を通じて、ユーザーが計測する放射線・放射能の量を国家計量標準と関連付けるために不可欠な役割を担っています。 秋田県立大学を目指したきっかけは、学生自主研究制度があり学部1年生から研究活動に携わることができると知ったからです。この制度のおかげで学部1年生からポスター作成を学べました。また、学部4年生から修士課程までの3年間では、学会発表や査読付きの国際学術雑誌に筆頭著者として論文が掲載される等貴重な経験ができました。これらの経験から、論理的思考力やプレゼンテーション力が身に付き、私の社会人としての土台となっています。 秋田県立大学は少人数教育で指導教員の先生としっかり研究活動に励むことができる大学ですので、是非皆さんが秘めている可能性をこの大学で開花させてみませんか。 私は現在、おいしさや機能性といった“付加価値”に着目した野菜の開発を行う部署で、切っても涙が出ず、辛みのない世界初のタマネギ「スマイルボール」の育種および栽培に関する研究を担当しています。新しい品種がお客様の食卓に届くまでには、多くの時間と労力がかかります。だからこそ、「お客様はどのような野菜を求めているのか」「どのような食卓をお届けしたいのか」といった視点を常に持ち、数年先を見据えて研究に取り組んでいます。食品メーカーとしての強みを活かし、新たな食の楽しみ方を提案していくことが、私の使命だと考えています。 現在携わっている「タマネギ」という植物の研究は、まさに大学での学びが活かされている仕事です。たとえ研究テーマや業務内容が変わったとしても、大学時代に培った物事に取り組む姿勢や、出会った先生や仲間の存在は、仕事においても、人生においても、かけがえのない財産であり、大きな支えとなっています。ユーザーが計測する放射線・放射能の量を国家計量標準と関連付ける役割を担っています。「また明日も食べたくなる野菜」をお客様の食卓へ届けるために、今日もどこかで新たな挑戦を続けています。プロフェッショナルになった先輩たちOB/OG Message

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