秋田県立大学 大学案内 2026
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77POINTPOINTPOINT 私たちの暮らしは、「生態系サービス」と呼ばれる自然の働きから多くの恩恵を受けています。きれいな空気や水、食料や衣類・住宅・医薬品なども生態系からのサービスです。こうした自然の働きがなければ、人間社会は成立しません。現在人類は環境危機に直面しており、私たち自らの存続基盤を維持することができなくなる脅威にさらされています。とくに生物多様性の損失は、人類の生存リスクを超える状態になっています。この脅威を取り払い、持続可能で質の高い生活を実現できる経済社会システムの構築こそが人類に求められています。 生物資源科学部は、第1次産業をはじめとする生物資源への働きかけや、新たな活用法、環境保全や共生のあり方、持続可能な地域社会のあり方など幅広い分野を横断的に学ぶことができ、実験・実習・フィールドワークを通じて実践力を養います。恵まれた自然環境と充実した研究環境の下で、学生と教員が近距離で切磋琢磨し合いながら研究を進め、課題解決に貢献できる能力を育てます。生物資源科学を通して科学的思考で探求能力を修得し、秋田の地から世界に向けて自然と共生できる未来の姿を発信してみませんか。生物資源科学部長 NAGAHAMA Kenichiro長濱 健一郎 教授ローカルな課題の解決がグローバルな課題解決へ地球の未来を支える生物資源を科学する充実した教育・研究設備と豊かなフィールド地球の未来に貢献する生物資源科学—— グローバルな課題に挑戦する ——学部の特色010203Akita Prefectural University 2026

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