1234− 生物環境科学科 − DEPARTMENT OF BIOLOGICAL ENVIRONMENTAkita Prefectural University 2026 97生物環境科学科 4年細井 理桜 さんHOSOI Rio(宮城県/多賀城高校出身)現場で学ぶ 環境科学の魅力環境実習や生物環境科学実験を通じて、自然環境を相 手にする分 野では、理論だけでなく、実際に現場で見て・触って・データを得るという体験がとても大切で、秋田のような自然豊かな場所で学べるのは強みだと改めて感じました。森 が 語 るもの : フィー ルド 調 査から見えた 生 命のつながり3年生の後期、私は森林科学研究室への配属が決まりました。卒業研究について考え始める前段階として、森林の生態系や構造、動植物間の相互作用といった基礎的な内容を学びました。実際に調査として森に入った時、森や緑のもつ漠然とした美しさだけでなく、長い歴史の中でどのように変化を遂げ、いかに厳しい環境を生きてきたのかを感じ取ることができました。生物資源科学への第一歩環境科学基礎演習では、実際に自然観察や簡単な実験を行うことでその自然の成り立ちや現象について広く、そして楽しく学ぶことができました。初めて論文を読み、その難しさや面白さを体感できました。自分の興味をつきつめた研究のはじまり卒業研究では、風媒花の分解の特徴を野外と室内の実験から明らかにしようとしました。先行研究から実験方法を学び、失敗や試行錯誤を繰り返しながら研究の難しさと生態学と物質循環の奥深さを知りました。 私の大学4年間を思い返すと、平凡ながらもとても充実した日々だったと感じます。専門知識や考える力を身につけ、新しいことに挑戦する勇気と失敗しても諦めない強い継続力が養われることで、少しずつ自分の中の学びを得ることができました。そして、周りには共に切磋琢磨する同期、頼りになる先輩、知識と経験から研究に光をさしてくれる先生方がいました。フィールドや人との出会い、大学施設としての環境、どこをとっても恵まれていたと感じます。年次年次年次年次出会いと挑戦が育てた私の4年間生物環境 科学科のココが自慢!STUDENT VOICE大自然を全身で体感できるカリキュラムと研究でした!
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