所属(学科・コース・講座等)教員名(職名 氏名)研究テーマ研究内容システムデザイン工学科土木環境工学コース准教授 荻野 俊寛データサイエンスを応用した土の性質や地盤の状態の推定に関する研究人工知能や統計モデリングによって降雨量や土質データなどのビッグデータを解析し,広範囲の地盤内部の性質の予測や土砂災害の発生予測などを行っています。システムデザイン工学科土木環境工学コース助 教 田口 岳志固化・破砕を伴う泥炭セメント安定処理土の動的強度・変形特性に関する研究国土が狭い日本は、急な傾斜のある危険な場所や、軟弱な柔らかい地盤の上に居住施設を建設することが多々必要となります。秋田県では「泥炭(でいたん)」という腐食した植物から作られた土が沢山存在しており、とても柔らかくて、そのままでは構造物の重圧には耐えられません。そこで本研究では、泥炭をセメントで固めて、構造物を載せても大丈夫な強い地盤を作り上げる研究を行っています。システムデザイン工学科土木環境工学コース教 授 浜岡 秀勝社会問題を解決する新たな道路交通システム自動車は地方都市ではなくてはならないものですが、その利用が増えると交通事故・交通渋滞など多くの問題が生じています。こうした社会問題を解決するために、自動車1台1台の移動経路や走行速度を高精度で記録できるプローブデータを利用した交通流解析や、ラウンドアバウト・二段階横断・プロビーム照明など新たな交通施設の導入可能性に関する研究を行っています。システムデザイン工学科土木環境工学コース准教授 日野 智高齢者が安全・安心に暮らせる社会のための都市・交通秋田県は高齢化が進んでいますが、高齢者にとって暮らしやすい環境ではないと考えられます。そのため、高齢者が生活に安心を感じられるような、充実感や満足感を感じられる生活を送ることができるような都市を研究しています。また、生活の様々な活動をする上では交通による移動が必要不可欠ですが、現在の公共交通に不便さや不安を感じる人は少なくありません。そのため、高齢者も利用しやすい公共交通についても研究しています。システムデザイン工学科土木環境工学コース教 授 徳重 英信コンクリートの耐久性と環境調和性能の向上積雪寒冷地にさらされるコンクリートの劣化メカニズムやそれを基にした耐久性の向上に関する研究、石炭灰フライアッシュやもみ殻灰などのポゾラン材料といわれるものを材料の一部に用いたコンクリートの性能改善などを行なっています。さらに、ゼオライトを用いた保水性能や物質吸着性能を有したポーラスコンクリートの機能と耐久性に関する研究や、サンゴ育成基盤なども対象とした環境調和型コンクリートの研究開発を行なっています。システムデザイン工学科土木環境工学コース助 教 網田 和宏酸性雨が森林環境に与える影響に関する研究酸性雨には,人間活動に由来する窒素分が含まれています.これらの窒素が,長期に渡って森林に供給され続けると,いずれ森林は「窒素飽和」の状態になり衰退することが知られています.そこで,森林域の河川や渓流水に含まれる窒素を調査・分析することで,森林が現在,どのような状態にあるのかについて研究しています.-62-
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