秋田大学 令和3年度高校生のための研究者・研究内容紹介
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所属(学科・コース・講座等)教員名(職名・氏名)研究テーマ研究内容地方創生センター地域協働・防災部門教 授 水田 敏彦都市の地震防災・減災に関する研究地震災害から人や街を守るための研究をおこなっています。研究の主な内容は、過去に発生した地震の被害に関する文献調査、地震による地面の揺れ方の観測(地震や常時微動の観測)、これら調査・観測を基にした、地震防災・減災のための都市の地震被害想定をおこなっています。また、得られた成果を地域社会へ還元する防災教育教材の開発もおこなっています。地方創生センター地域産業研究部門准教授 丹野 剛紀テラヘルツ分光の応用開拓固体の中の分子はずっと振動しています。振動のはやさ(振動数)は分子の種類によっても違うし,その分子のとなりの分子の種類や向きによっても変化します。いろいろある分子の振動のなかで,もっともおそいタイプの振動は,1秒間に数兆回程度の振動数です。これをテラヘルツ振動といいます。テラヘルツ振動は隣の分子の影響をとても受けやすい。今は,このことを利用して何か新しい技術を生み出そうと,世界中で競争しています。所属(学科・コース・講座等)教員名(職名・氏名)研究テーマ研究内容分子医学部門准教授 小代田 宗一細胞を覆う糖鎖の生理的役割と調節機構の解明体を構成する一つ一つの細胞は全て糖鎖で覆われています。細胞から放出されるタンパク質もそのほとんどは糖鎖付加された糖タンパク質です。近年、糖鎖の付加やその構造が、ウィルスや細菌の感染、免疫細胞による異常細胞の認識、がん細胞の浸潤や転移など、様々な疾病に関わることがわかってきました。糖鎖の生理的役割や調節機構を明らかにし、新しい医薬品開発の標的を見つけることを目指しています。動物実験部門准教授 関 信輔メダカ生殖幹細胞の凍結と代理親への移植による絶滅危惧種の復元日本や東南アジアの各河川に生息している野生メダカは絶滅危惧種に指定されている。受精卵の凍結保存が望まれるが、巨大であるため凍結保存の成功例はない。そこで、精子や卵子の先祖にあたるサイズの小さな生殖幹細胞(具体的には精原細胞)を凍結保存し、代理親に移植をすることで精子・卵子へ分化させることに成功した。野生メダカが絶滅しても、凍結精原細胞からメダカを復活させることが可能になった。所属(学科・コース・講座等)教員名(職名・氏名)研究テーマ研究内容評価・IRセンター助 教 細川 慎二学習成果の予測モデル構築に関する研究大学で学ぶ学生の能力が,社会でどのように生かされているのかを予測するモデル構築の研究をしています.学生は,総合型選抜や個別学力試験等の入試を受験して入学し,入学後には教養基礎科目や専門科目を学びます.これまでに入学・卒業した多くの学生の入試や,入学後の成績データを人工知能で解析し,社会で必要とされる能力の予測モデルを構築し,入試や教育課程の改善につなげるための研究をしています.■ 評価・IRセンター各センターの研究内容■ 地方創生センター■ バイオサイエンス教育・研究サポートセンター-63-

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