秋田大学 大学院理工学研究科 2022
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《博士後期課程》ケミカルグラウト株式会社《博士前期課程》JFEテクノリサーチ株式会社(2名)、JFEスチール株式会社、NOK株式会社、TDK株式会社、YKK AP株式会社、アイシン・エィ・ダブリュ株式会社、ミネベアミツミ株式会社、愛知製鋼株式会社、株式会社リケン、株式会社神戸製鋼所、日本発条株式会社、富士通セミコンダクタ株式会社【進学】秋田大学修了生の進路(2020年3月修了生)※社会人学生は勤務先を掲載材料理工学コース物質科学専攻材料科学および材料工学を基礎として、金属、半導体、セラミックスを中心とした新材料・新機能の創出を実践するために必要な教育課程を置きます。これを通じて材料物性の発現機構をナノスケールからマクロスケールに及ぶ組織・構造解析ならびにシミュレーションに基づいて究明し、人間社会と調和した次世代機能材料の生産・製造技術の創出に貢献できる人材を養成します。●Mg-Li-Y-Zn系固溶体合金の高温変形挙動とSuzuki効果●片状黒鉛鋳鉄の成長に及ぼすAl添加と焼入れ処理の影響●Si3N4系複合セラミックスの焼結性と機械的性質に及ぼす炭化物複合化の効果●Al濃度を変えたNiアルミナイドの耐サイクル酸化性に及ぼすPtめっきの影響●PEFC用カソード触媒としてのPt-Cu薄膜およびPt-Cu/C微粒子の酸素還元活性●共晶および包晶合金における多相凝固組織形成の数値モデリング●(Bi,A)(Fe,B)O3(A=La,Gd, B=Co,Mn)薄膜における磁化発現機構の検討および酸素欠損と誘電特性の相関黒沢 憲吾さん2018年4月博士後期課程(社会人学生)入学(大口・福地研究室に所属、秋田県産業技術センター勤務)微細はんだ接合部の強度信頼性評価の高精度化に向けて電子機器に含まれるはんだ接合部は熱疲労破壊に至ることがあるため、計算機シミュレーションによって、その強度信頼性を評価しています。自動車などの輸送機をはじめ、機械・構造物など多くのものが電子制御されている今日では、電子機器の故障は重大な事故につながる恐れがあります。より高精度に評価するためには、はんだ接合部を構成する材料の詳細な変形・力学特性を把握しておく必要があります。そこで私は、はんだ接合部に含まれる金属間化合物の変形特性を評価するための材料試験法に関する研究を行っています。具体的には専用の試験システムを構築し、試験データの解析方法を検討しています。また、私は社会人として働きながら、研究活動を行っています。社会人になって、自立した研究員になるためには学位を取得する必要があると強く思うようになり、入学を決意しました。仕事との両立は大変ですが、その分、得られるものは大きいと感じています。コース概要大学院生・修了生の研究紹介主な修士論文テーマ(2020年3月修了生)17

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