教育文化学部卒業生の就職体験談〈就職先〉 秋田市立日新小学校加藤 悠芽 KATO Yume学校教育課程/理数教育コース令和元年度卒業教員として働き始めて1年が経ちました。学生のときとはまるで異なる環境での生活に初めは戸惑っていましたが、職場の先生方やにぎやかな子どもたちのおかげで毎日忙しくも充実した日々を送っています。私は教員採用試験に向けて、まず就職情報室に行きました。豊富な資料をもとに今自分が取り組むべきことを知り、試験に向けてのスタートを切ることができました。試験勉強中も何度も通い、職員の方には相談に乗っていただいたこともあります。いつも温かくサポートしてくださったことに感謝しています。振り返ると、長い試験期間を乗り越えることができたのは、同じ目標をもつ周囲の友人の存在が大きかったと思います。一緒に勉強や面接練習をしたり、情報交換をしたりしながら互いに励まし合えたことが一番の心の支えとなりました。就職活動に向かう中で、これでよいのかと悩んだり立ち止まったりすることもあるかと思います。そんなときは一人で抱え込まず、周りの人に頼ってください。あなたを支えてくれる家族や友人、大学の先生がいます。人とのつながりを大切にしながら、いろいろなことに挑戦してみてください。皆さんの大学生活がよりよいものとなることを願っています。人とのつながりを大切に〈就職先〉 秋田市役所細田 さりなHOSODA Sarina地域文化学科/地域社会コース令和元年度卒業周りが就職活動をしている時期、私は就職活動をしているという実感はあまりなく、受験に近い感覚で、人生で1番勉強をしていました。公務員はとにかく、筆記試験を通らなければ自己アピールの機会がもらえなかったので、その機会を多く得るために、一つでも多くの筆記試験に合格する必要があったからです。筆記試験に合格してから、本格的にその職種ごとに求められそうな能力を分析し、自分の強みとうまく絡めて面接試験に臨みました。そして今、縁あって秋田市役所で働いています。いろいろな職種があるなかで、特に地方公務員には、人の話や、長い文章を理解する力、それをわかりやすく説明する力が必要だなと、日々感じています。普段からいろいろな年代の人と会話をして、自分なりの表現や言葉を増やしていけると、とても役立つと思います。就職活動中も働き出してからも、不安や憂鬱はありますが、いつも少し、心に余裕を持つよう心がけています。皆さんも、忙しいとは思いますが、メリハリのある生活で、好きなことに夢中になれる時間も大切にしたらよいかと思います。楽しむときは思いっきり楽しめて、それをしっかり自分の経験として言葉にできる、そんな素敵な大学生活を送れるよう願っています。全ての経験を自分の言葉に〈就職先〉 株式会社北都銀行中津川 一真NAKATSUGAWA Kazuma地域文化学科/人間文化コース令和元年度卒業就職活動を始める前の大学生活では、自分がなにをしたいか どんな仕事をしたいか等、将来のことを漠然とも考えていませんでした。大学3年生の夏頃からのインターンシップや説明会の中で、自分は金融機関に入って中小企業の支援を行いたいと具体的に考えるようになりました。そして縁があり、今の会社に勤めさせていただいています。就職活動は嫌なものとイメージを持っている学生が多くいると思いますし、私自身もそうでした。しかし今一度省みると、就職活動では自分のやりたいことや将来について今までで一番向き合う事が出来た貴重な時間だったと思います。就職活動は誰にやらされる訳でも無く、自分自身で行わなければいけないものだからこそ、みなさんが有意義な時間として過ごせるように応援しています。大学生活は様々なことに一番挑戦できる時間だと思います。どんなことでもやってみて、自分の糧として充実した学生生活が送れるよう祈っています。就職活動を振り返って22
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