Faculty of Engineering Science Akita University10 秋田大学理工学部では、英語教育に力を入れ、理系博士号を取得した外国人教員による理系英語を授業に組み込んでいます。外国人教員のメッセージ My advice to students is: don’t let the years you spent studying English in high school go to waste! Instead, start using what you learned in class: read a little, write a little, pre-pare to speak and deliver! We’ll have poster sessions, group discussions and debates - many opportunities for you to try out your English speaking skills in a low-pressure atmo-sphere. Let’s continue studying English, the lifelong journey that will take you to new places, interesting people, and memorable experiences. 博士(理学)准教授 Grave Ewa各分野で活躍!データサイエンス外国人教員による理系英語教育理工学部の魅力プレゼンテーション発表やポスター作成、学生同士 のインタビューなどを通して楽しい環境で学びます。自信がない学生から、留学を目指したり研究者を志す学生まで、学生の語学力のレベルに合わせて適切な指導を行います。 理工学の専門分野の英語記事を読みながらボキャブラリーや表現力を身に付けます。1.楽しく学ぶ2.レベルに合わせて学ぶ3.専門分野に関連付けて学ぶ 最近、データサイエンスという言葉をよく耳にするようになりました。かっこよさそうだけど、何でしょう?データサイエンスというのはデータに関する総合的な学術分野で、簡単には、統計、科学的手法、データ分析などの複数の分野を駆使してデータから価値を引き出すことです。コンピュータ能力が向上し、ビッグデータと呼ばれる膨大なデータも活用対象となったことで、注目を浴びています。現代科学は膨大な情報を作り、ためられるようにしました。例えば、Facebook, Instagramには1時間に1,000万枚もの写真がアップロードされ、日々YouTubeの動画投稿数は増えています。しかし、これらのほとんどのデータは、保管されるだけです。こうした大量のデータは、世界中の組織や社会に大きな価値をもたらす可能性がありますが、それを引き出すにはデータの解析が必要です。そこで登場するのが、データサイエンスです。 生命科学分野ではゲノム解析による生物学的に重要な情報を得る研究が行なわれています。そして情報工学分野でのデータ解析の応用により、インターネットの検索履歴からオススメサイトが提示されています。また、これまでの科学は仮説を立てて理論を築き、実験や観測から仮説を実証することで、多くの問題を解決し発展してきました。しかし、データからシミュレーションを行い分析する計算科学が登場し、複雑で大規模な問題や困難な観測・実験に取り組めるようになりました。それにより物質科学や化学の分野では新薬の開発や新物質の発見に向けた研究が行なわれ、環境工学の分野では様々なデータから自然環境のシミュレーションを行い、その対策が模索されています。 秋田大学にはデータサイエンスに関わる授業がたくさんありますが、今年度からデータサイエンス学の授業として、特にデータ分析・多変量解析について扱う授業が増えました。今や科学の各分野で大活躍のデータサイエンス、一緒にトライしてみましょう。
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