秋田大学 理工学部 2022
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Faculty of Engineering Science Akita University22(岩手県出身)私達の暮らしを支える材料 皆さんが普段使っている多くのものは材料からできており、私達の生活は材料によって支えられています。材料はそれぞれ異なった機能や特性を持ちますが、使用する環境などによっては長所にも短所にもなり得ます。様々な処理を施し機能や特性を改善することで、製品などに利用できます。 材料理工学コースでは、ものづくりにおいて重要な材料についての幅広い学習を通して専門知識を身につける事ができます。材料の研究・開発は社会に役立ち、私達の暮らしをより豊かなものにしてくれます。私達の暮らしを支える材料について学び、これからのものづくりを一緒に支えていきましょう!材料理工学コース3年先輩からのメッセージ卒業生からのメッセージ中野 貴斗さん(秋田県出身)材料の魅力 私たちの身の周りにあるほとんどのものは、そのはたらきに適した材料で作られています。より良い材料を開発することで、ものの特性を格段に良くしていくことができる材料理工学。それらについて多くの知識や経験を得られるのが、この材料理工学コースです。 材料理工学コースでは、数学や物理、化学など、多面的な学習を通じて材料工学に関する基礎的な知識を得ることができます。より専門的な講義では、合金材料やセラミック材料自体の開発から、材料に力や熱を加えることで起こる変化など、自分の興味が惹かれるテーマをきっと見つけられるはずです。 私たちと一緒に材料の世界へ飛び込んでみませんか?材料理工学コース3年先輩からのメッセージ夏井 杏奈さん(茨城県出身)チャレンジへの後押し 私は秋田県産業技術センターで研究員として働いています。企業・大学との共同研究や依頼される試験を通し、課題を抱える企業の技術支援を行っています。 大学・大学院では材料力学を専門とし、数値シミュレーションで新しい強度評価手法を開発する研究に取り組んでいました。社会人になってからは非破壊検査、溶接、レーザ熱処理と専門分野外にも自分のフィールドを広げる必要がありました。新しい分野へのチャレンジは二の足を踏んでしまいがち◎平成21年度 材料工学科卒業◎平成23年度 材料工学専攻修了◎秋田県産業技術センター瀧田 敦子さんMessageですが、こういう局面で助けになっているのが材料理工学コースでの学びです。材料の構造や精製、評価・観察手法などを広く学ぶことができ、講義や卒論・修論研究を経て材料力学や熱力学、冶金学、X線、情報処理などの知識を習得できました。新しいことに取り組むとき、あの時に見た、聴いたといった経験があると心強いものです。 社会人となった今、学生時代に学んだ材料工学は新しい分野にチャレンジする後押しになっています。

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