秋田大学 理工学部 2022
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Faculty of Engineering Science Akita University42(新潟県出身)土木と社会貢献 私が高校生のとき、通学で使っていた駅の改装工事が行われていて、その様子を見ながら毎日登校していました。この経験から土木構造物に興味を持ち、このコースに入学しました。実際に講義を受けてみると、普段何気なく目にしている橋梁やトンネルなどの構造、コンクリートや河川のことなど多くの分野にわたり学ぶことができました。 さて、「土木工学」を英語にすると「Civil Engineering」といいます。これは直訳すれば「市民(人びとのため)の工学」となり、このコースで学ぶことが社会貢献につながるということです。これはこのコースの先生が仰っていたことですが、この特徴こそが土木の魅力であると考えています。 私は、CLTという木材を床版として使った橋梁の研究をしています。この研究もいつかは人々の役に立つと信じて取り組んでいます。このような魅力のあるこのコースで皆さんも一緒に学んでみませんか。土木環境工学コース 博士前期課程1年先輩からのメッセージ卒業生からのメッセージ小川 虹輝さん(神奈川県出身)支えられる側から支える側へ 私は父が建設業に携わっていたので、自分も建設業を志しました。秋田大学では、土木において必要な構造力学、土質力学、水理学を基礎から学ぶことができ、研究ではシミュレーションによる解析を用いて実際の構造物がどのような挙動をするのかを再現・評価しました。 現在は土木構造物を作る現場において施工管理を行っています。構造物を作る上で、作業員が安全に作業できるか、品質は規定通りになっているのかを管理しています。この構造で問題がないのか、どのぐらいの荷重がかかるのかを検討する際は大学で学んだことを基本として計算し、計画を立案します。自分が携わってできていく構造物がこれから人の役に◎令和元年度 土木環境工学コース卒業◎清水建設株式会社髙橋 佑輔さんMessage立っていくと考えると感慨深いものがあります。 生きていく上で土木は生活の基盤となっています。その基盤を支えるさらなる基盤となる知識を土木環境工学コースで身につけられます。ぜひみなさんも秋田大学で土木に触れてみてください。

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