秋田大学 理工学部 2022
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Faculty of Engineering Science Akita University44附属地域防災力研究センターhttp://www.gipc.akita-u.ac.jp/̃mizu/bou/index.html 学生は本センターの活動内容を大学祭やオープンキャンパスを通して直接知ることができます。また、地域の防災・減災に関する課題について本センター所属研究員による講義などを通して学ぶことができます。 地域防災力研究センターは平成16年4月に策定した本学部の第1期中期計画に基づき、「自然災害の防止・軽減に資する研究を推進するとともに、地域の防災・減災に関する研究と支援等を通して、安全・安心な地域社会の形成に貢献する」ことを目的として、平成18年1月に設置されました。 本センターは地震災害、津波災害、河川災害、斜面災害、火山災害、情報・計画の6分野から構成されています。将来的には実績を積み重ねて、自然災害に限らない全学的な組織に拡充させたいと考えています。また、目的を達成するため、国や自治体、地域社会との連携を積極的に図っています。これまで秋田県および県内市町村の「地域防災計画」の改定などに貢献してきました。 附属革新材料研究センターhttp://www.gipc.akita-u.ac.jp/rces/また、国内外からの客員教員や博士研究員も在籍しており、留学生も積極的に受け入れており、国際色豊かな環境にあります。関連する学科/コースの学部学生の卒業課題研究や、大学院生の修士・博士論文の指導を通して教育活動も行っています。 当センターは、研究科の研究拠点として、世界に発信できる研究を推進していきます。 革新材料研究センター(Research Center of Advanced Materials for Breakthrough Technology)は、前身となる旧・附属理工学研究センターで実施していた材料・素材に係わる競争力のある特色ある研究を基盤として、共同研究や競争的研究プロジェクトを通して、次世代の革新技術の創製に資する、高機能材料・素材の探索・合成、評価・検査技術、デバイス応用・産業応用、に至るブレークスルーを生み出し得る包括的な研究を展開し、企業の事業育成に資する研究を実施することを目的として平成30年度から活動を開始しました。2人の専任教員を中心として、研究科内のコースから兼務教員も参画し、大型の競争的資金の獲得に向けたプロジェクト型の研究を推進します。 当センターでは裾野の広い自動車関連産業に着目して、高性能次世代車載デバイスに関係するデバイス関連部門(専任教員:吉村哲教授、研究テーマ:高機能強磁性・強誘電材料薄膜の探索および高品位作製とその低消費電力・高性能デバイスへの応用 〈写真1〉)と、エネルギーを供給する蓄電デバイスや排ガス触媒からのレアメタル回収等に関係するエネルギー関連部門(専任教員:山田学講師、研究テーマ:自動車排ガス触媒中に含有する希少金属の効率的な分離剤の開発 〈写真2〉)を設けて研究開発を行っています。津波堆積物の試掘(秋田県男鹿市) 2017年7月雄物川l洪水の一例(秋田県大仙市峰吉川)最大浸水深は5.8m程度に達した。試掘物から過去の津波発生時期、規模等を調査2017年8月平常時の様子写真1:クリーンルーム内に設置されている超高真空対応薄膜作製装置を用いた   高機能薄膜試料の作製風景写真2:ドラフトチャンバー内に設置されている実験装置を用いた   新たな希少金属分離剤の開発風景吉 村 哲教授山 田 学講師

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