秋田大学大学院 理工学研究科 2023
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数理・電気電子情報学専攻数理科学コースの系統性の重視と共に、計算機科学などの周辺分野との融合を主な特色とし、論理的な思考力と問題発見能力・問題解決能力を身に付けます。21●平面曲線の4頂点定理の再理解●BlindSQLInjectionにおける攻撃法に関する研究●閉曲面のPL幾何と位相幾何●TheEliminationTheoremandMonomialOrder●サポートベクターマシンの入力誤差に伴う出力誤差、予測確率誤差●DeterministicFiniteAutomatonwithCircularTape私は代数幾何学の中でも特に、平面代数曲線というものを詳しく調べたいと思っています。平面代数曲線論は代数幾何学の基本的な部分であるだけでなく、様々な数学分野との繋がりを持ち、他にも暗号論や物理学、さらには学習理論への応用も持っています。特に、平面代数曲線の不変量の間の関係性を示したPlückerの公式というものに興味を持っています。私はこの一般化を目標に、まずは双対曲線の計算方法を考え、多項式時間で終了するアルゴリズムを作ることに成功しました。このアルゴリズムはGröbner基底を用いた方法では現実的な時間で計算できないケースに対しても計算可能です。現在は与えられた場所に与えられた特異点をもつ代数曲線の構成などを考えています。思う存分議論しあえる友人が多くいて、数学に集中できます。就職先は数学系の出身者を積極的に採用していて、これまでに学んだことを十分活かすことのできるSE系の会社です。●特異点をもつ平面代数曲線の構成と双対の計算●グラフに由来する境界付き曲面の構成とその種数●位相幾何学的手法に基づく格子上のカイラルゲージ理論と大統一理論の構成●R^3に埋め込まれた2次元多様体の次元削減による潜在変数の推定●DeepQ-learningを用いるゲームAIコース概要 伝統的な代数学・幾何学・解析学に沿った、高度な数学的概念や構造に関する教育・研究をはじめ、物理現象を含む様々な現象の数理構造の解明や探求に関する教育・研究を行います。カリキュラム佐山裕星さんSAYAMA Yusei勤務先:インタープリズム株式会社令和3年3月 博士前期課程修了小林研究室大学院生・修了生の研究紹介主な修士論文テーマ(令和3年3月修了生)多項式の零点集合を研究する代数幾何学。

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