123 教育手法開発部門では、課題解決型授業(PBL、Project Based Learning)に関する教育手法の開発を担当します。PBL型教育とは、実社会で即戦力として活躍できる人材を育成するために有効な教育手法であり、学生が明確な目標を掲げプロジェクトを完成させていくプロセスの中で、実社会で真に役立つスキルやノウハウを修得していくというものです。また、インターンシップを含む地域企業と連携した教育についても進めています。 グローバル化対応部門では、学生の海外留学派遣推進や海外からの留学生の受け入れを担当します。留学し、未知の世界で生活することは究極の実践体験・実践教育と言えます。今後の秋田の国際化を視野に、理工学部における留学生の派遣や受入れを担います。また、留学生の増加により英語による講義が増えていくことが予想されます。工夫を凝らした英語による講義を開発し、各教員が質の高い講義を提供できるようにします。 海外を目指す学生に対して、理工学部では独自の留学プログラムを用意しており、その前段階として「留学準備セミナー」を実施しています。センター教員によるTOEIC対策や海外学生との遠隔機器による模擬クラスなどで英語力のアップを図っています。帰国後には、留学報告会(毎年2月中旬頃)を開催しています。この報告会は、高校生や一般の方にも公開されていて、どなたでも聴講することができます。 教職関連対応部門は、教員免許取得に関する業務全般を担当する部門となります。教職関連科目の講義や教育実習の実践的指導を行い、教員免許を取得し中学高校の先生を目指す学生の窓口になります。「教職に関する履修相談」(教員免許取得に向けてどのように授業履修を進めていけばよいかを一緒に考えます)、「教育実習に向けた準備」(事前・事後指導に加えて、実習校を探すお手伝いもします)、「教員採用試験対策」(筆記試験・面接試験を中心に、実践的な力を身につけるサポートを行います)に取り組んでいます。https://www.crossover.riko.akita-u.ac.jp/玉川温泉見学の様子 この他にも、大学初年次の実践的な講義として「テクノキャリアゼミ」を実施しています。企業で活躍する外部講師の先生を招いて、大学で学ぶことの意義を社会の先輩としての立場から学生に伝え、将来に通じるキャリアパスを示しています。また、社会貢献事業として「子どもものづくり教室」を年に6回程度開催しています。さらに、中学・高校生向けに英語による「Science Summer School」等も開催しています。英語で理系の内容を学ぶ実践スクールとなっています。 クロスオーバー教育創成センターは、理工学部に在籍する学生・教員そしてすべての人に親しまれるセンターを目指しています! 理工学部では、アジアやヨーロッパなどに国々に秋田大生を派遣する独自の留学プログラムを準備しています。その前段階として、「留学準備セミナー」を開催しています。遠隔模擬クラスではマレーシアの学生と、それぞれの国の文化や食べ物等について英語で紹介しコミュニケーションを図りました。 グローバル化対応の一環として、アジアなどの若者を日本に招待し日本の科学技術を体験してもらう事業(さくらサイエンスプラン)に採択され、フィリピン大学ロスバニョス校の学生らに研修プログラムを実施し、秋田大学とフィリピン大学との交流を図っています。令和2年度、3年度はコロナのために事業を実施することができませんでしたが、令和4年度はさらに多くの国々の若者を招待したいと考えています。玉川ダム内部見学のため安全対策用にヘルメットを着用クロスオーバー教育創成センターは、理工系実践教育に関する様々な専門分野を横断融合した研究教育や海外の多様な人材との国際交流に取り組んでおり、以下に挙げる3部門から構成されます。《取り組みの一例》留学準備セミナーさくらサイエンスプラン兼務教員:野村 駿 助教41Faculty of Engineering Science Akita UniversityFaculty of Engineering Science Akita University附属クロスオーバー教育創成センター附属研究施設のご案内
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